読書

スターバックスにて軽く読書する。
先日入手の

  • 岡本賢吾 「算術の言語から概念記法へ(1) −フレーゲの初期の体系をめぐって−」

を少し読み、

  • 薬袋善郎 『英語リーディングの秘密』

を読む。薬袋さんの本を読んで、何だか強い異論を抱く。英文の読み方について、私なら絶対にしないような説明のされ方をなさっている。実際に英文を読んでいる際の、頭の働き方の実情に沿わないご説明に感じる。私にはすごく不満足な説明です。
たとえて言うならば、これはたとえばですが、英語は日本語と違い述語が初めの方にくる傾向があるので、英文を理解するのに、わざわざひっくり返して訳しつつ理解せよ、と述べられているような説明の仕方に似ています*1。わざわざこのような不自然な読み方をするのではない、自然で正確で合理的とも見える読み方はどのような読み方なのか、このことの説明がそもそもの話の出発点だと思います。しかし薬袋さんのご説明だと出発点以前に戻ってしまっている感じがします。
とはいえ一方的に私の意見を、証拠も上げずに述べ立てても意味がありませんし、第一、私が薬袋先生のお話を誤解している可能性が非常に大きいので、これ以上の発言は控えます。フェアではないですし。まだ上記の本の初めの辺りしか読まないうちにあれこれ言っても説得力ないですね。読み進めるうちに私が間違っていたことがわかるかもしれません。私の方が英語力ありませんし多分間違っています。本当に間違っていましたら、その時は先生、すみません、訂正致します。

その後、数学の入門書を少し読む。以前気が付かなかった大事なことに気が付く。

  • G.フレーゲ 「概念記法の科学的正当化について」 藤村龍雄・大木島徹訳

の続きを読みたかったが、薬袋本の読書中にどうのこうのと反論を考えている内に時間を食ってしまい、ほとんど読めず。まぁ、いいや。

*1:繰り返しますが、これはたとえ話であって実際に薬袋さんが「ひっくし返して訳しなさい」と述べておられるわけではありません。