大寒波襲来なので遠出をせず、cafeで読書する。また書店で以下を購入。
- 岩崎武雄 『カント』、新装版、勁草書房、1996年 (初版は1958年)。
Fregeを理解するためにKantをもう少し理解する必要がある。ずっと前に高峯一愚さんや岩崎武雄さんの他の入門書を読んだが、上記の岩崎さんの入門書はまだであり、わかりやすくかつ結構しっかりしている感じなので読んでみようと思う。現時点でこの岩崎先生の入門書がカント入門としてどのような位置づけにあるのかは知りません。牧野先生によると岩崎先生のカント『純理』解釈は分析論に重きを置き過ぎているとのことらしい。しかしまぁ入門者にはまずはあまり細かいことは言わず岩崎先生の入門書をとりあえずちゃんと理解することが先決かもしれない。
cafeでは上記岩崎本のほか、以下を読み散らかす。
- 大駒誠一 『コンピュータ開発史 −歴史の誤りをただす「最初の計算機」をたずねる旅−』、共立出版、2005年
- 竹内洋 『丸山眞男の時代 大学・知識人・ジャーナリズム』、中公新書、中央公論新社、2005年
- 永江朗、北尾トロほか 『本屋さんの仕事』、太陽レクチャー・ブック、平凡社、2005年
- Dagfinn Føllesdal Referential Opacity and Modal Logic, New York/London, Routledge, Studies in Philosophy, 2004
- W.G.ライカン 『言語哲学 入門から中級まで』、荒磯敏文、川口由起子、鈴木生郎、峯島宏次訳、勁草書房、2005年
- Paolo Mancosu “Harvard 1940–1941: Tarski, Carnap and Quine on a finitistic language of mathematics for science”, in: Historyand Philosophy of Logic, vol. 26, no. 4, 2005