Wittgenstein に関するある古書

今日、とある古書店で次のような本に出会う。

  • 輿水實  『言語哲学総説』、国語文化研究所、1944年

輿水さんといえば、この日記の2005年11月30日でも言及していますが、日本のWittgenstein研究の草分け的存在のようです。この方の本が古書店で売られていた。めくってみると中々充実しているようだ。フレーゲラッセル、ウィトゲンシュタイン、カルナップ、その他もっと昔々の哲学者まで取り込んで総合的に論じていられるようである。辞書みたいに分厚い本です。値段が高いし、今ではおそらくそれほど読むべき本ではないかもしれないと思い、passしました。しかし意外にといってはなんですが、結構色々書いてあるみたいです。この本は日本各地の大学でもそこそこ所蔵されているようだ(webcat調べ)。