仏教論理学書

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  • 高楠順次郎、渡邊海旭都監  『大正新脩大蔵経』論集部、第32巻、普及版、大正一切経刊行会、大蔵出版、1924-1934年
  • 『國譯一切經』、印度撰述部 論集部 1、大東出版社、1930-1936年
  • ガウタマ著、ヴァーツヤーヤナ註  『ニヤーヤ経註』、本多恵訳、平楽寺書店、1999年

大正新脩大蔵経』論集部、第32巻には、仏教論理学である因明論や龍樹作と推定される方便心論の漢訳・漢文を含む。『國譯一切經』、印度撰述部 論集部 1 にはその和訳・註釈が、古い訳・註釈ではあるが、含まれる。『ニヤーヤ経註』は、インド論理学の根本聖典とされるいわゆる『ニヤーヤ・スートラ』の和訳。
実は今まで仏教論理学の基本的文献に当たったことがなかった。今回初めて覗いてみる。ほ〜、これがそうですか。しかし『大正新脩大蔵経』は全篇これ漢文のみで、何だか全然わからない。しかしあとの二つは和訳なので、とりあえずは筋が追える。ほんと、奥が深そうだ。