雨が降り、湿度が高く、花粉症で鼻の調子もよくなく、頭が重い。とりあえず入手文献名を記し、余裕があればコメント類をメモする。以下順不同。
- 戸田山和久 「クラスの概念と部分−全体関係」、『名古屋大学教養部紀要 A, 人文科学・社会科学』、37号、1993年
- 藤田伊吉 「第二章 真理自体と命題自体、 第四節 知識学の課題」、『ボルツアーノの哲学』、創文社、1963年
- リッケルト 「二、表象することと判断すること」、『認識の対象』、山内得立訳、岩波文庫、岩波書店、1927年初版、1988年第14版
上記リッケルトの文には、Fregeと近い考え方が見られるとのことで入手。確かそれはFregeのいわゆる思想(Gedanke)を、様々な力から分離するのと似たような記述をリッケルトが行なっているみたいである。特に114ページ以下に記述されているようだ。まだよく読んでいないので断言はしませんが。
次は雑誌『理想』の643号、1989年に新カント派の特集がなされているのでそこから入手したものである。
- 廣松渉、大黒岳彦 「新カント派が遺したもの」
- 大橋容一郎 「「純粋ロゴス批判」の論理 エミール・ラスクの妥当哲学」
- 九鬼一人 「認識と価値 リッカートの問題圏とその周縁」
- 朝広謙次郎 「目的論的批判主義 ヴィンデルバントにおける哲学の課題と方法」
- 門脇卓爾 「日本における新カント派の受容」
- 濱井修 「「新カント主義者」ウェーバーについて」
- 長尾龍一 「新カント主義と現代」(一部のみ)
- 大橋容一郎、村井則夫編 「新カント学派著作と邦訳文献 LOGOS寄稿者と寄稿回数」
この他に
- 沖田吉穂 「フランスの哲学文化1/雑誌」
- 北代美和子 「フランスの哲学文化2/出版社」
を入手。ともに『理想』、645号、1990年より。