夜中なので入手文献名だけを上げるにとどめる。

  • L. Wittgenstein  Tractatus Logico-Philosophicus, translated by D. Pears and B. McGuinness, Routledge, Routledge Classics Series, 2001. (This translation first published in 1961, revised in 1974)
  • L. Wittgenstein  Tractatus Logico-Philosophicus, translated by C.K. Ogden, Routledge, 1981. (This translation first published in 1922)
  • A. B. Slomson, J. L. Bell  Models and Ultraproducts: An Introduction, Dover, 2006. (Unabridged republication of the third revised printing published by North-Holland Publishing Company, Amsterdam, 1974)
  • 野家伸也  「フッサールの数学思想」、『フッサール研究』、創刊号、2003年
  • 貫成人  「数学的直観 ─フッサール現象学と数学の哲学─」、『フッサール研究』、第2号、2004年

実はWittgensteinの『論考』の原書をいまだに持っていなかったので今さらながら入手。まだこのように入手すべきでありながら入手していない重要な原書はこの他にも多々ある…。上記二種類の『論考』原書は後者がWittgenstein存命中に、一応ながらその英訳にapprovalを与えたもの。前者はWittgensteinが亡くなった後にできた英訳なので、実際に彼がapproveすることはなかったものの、英訳者のOgdenに訂正を求める書簡を送っているようで、そのような書簡などを元に訳し直したものであるから、半ばapproveされていると言える英訳。今述べた書簡集も出版されていて、中をのぞくと朱があれこれ入っていて面白そうである。薄い本だし、また時間があれば拾い読みしてみたいな。しかし以上の文献学的な情報は私にはかなり疎いことなので、もしかするといくらか不正確かもしれない。よくわからないけれど…。