• Crispin Wright  “Why Numbers Can Believably Be”, in: Revue internationale de philosophie, vol. 42, no. 167, 1988
  • Jan Harald Alnes  “Sense and Basic Law V in Frege's Logicism”, in: Nordic Journal of Philosophical Logic, vol. 4, no. 1, 1999
  • 藁谷敏晴  “On understanding the Axiom of Lesniewski’s Ontology”, 『人文論叢』、東京工業大学、21号、1995年
  • 石本新  「様相論理学の歴史によせて」、『人文論叢』、東京工業大学、1号、1975年
  • 岡田光弘  「「普遍学」の夢と現実 −論理推論体系の可能性を求めて−」、『哲学』、三田哲学会、91号、1990年
  • 同上  「論理学入門のためのPersonal Guide」、『哲学 別冊』、三田哲学会、1996年
  • 加藤尚武  「故中村秀吉先生の思い出」、『人文研究』、千葉大学、17号、1988年

藁谷先生の論文では、Ontologyの唯一つの、copulaを規定する公理がどのようにして手に入るのかを4つのversionによって記してくれています。わかりやすそう。
石本先生の論文は随分前にcopyして読んでいたと思うが念のため入手。驚いたことに可能世界意味論の先駆をHugh MacCollと*1、Hilbert and Ackermannの例の教科書に読み取ることができるという*2。特に後者のHilbert ... を強調しておられます。本当なのか? そいつはすごいな。ちょっと確認してみないと私にはわからないが。
岡田先生の文の2本目は論理学学習のための簡単な参考文献案内。
加藤先生の文章には、中村先生の文献一覧が付いている。


PS. 今日もcafeでいくつかの文章を読み散らかす。例えば

  • Wright & Hale  The Reason's Proper Study: Essays Towards A Neo-Fregean Philosophy of Mathematics, Oxford UP, 2001

のIntro.の一部や

  • 岡本賢吾  「ラッセルのパラドクスと包括原理の問題」、『現代思想』、1997年8月号

などなどである。大変面白かった。6月29日に記したNeo-Fregean Logicismの論証概要に補足をしたいのだが、眠すぎて今は駄目である。1週間の疲れが抜け切れていない。明日以降に書き足すことができればよいのだが…。

*1:石本、59ページ。

*2:石本、61-62ページ。