• マイケル・ダメット  「真理と意味」、ジュリアン・バジー二、ジェレミー・スタンルーム編、『哲学者は何を考えているのか』、松本俊吉訳、丹治信春監修、シリーズ「現代哲学への招待」、春秋社、2006年
  • サイモン・ブラックバーン  「言語は重要な問題だ」、ジュリアン・バジー二、ジェレミー・スタンルーム編、『哲学者は何を考えているのか』、松本俊吉訳、丹治信春監修、シリーズ「現代哲学への招待」、春秋社、2006年
  • レイ・モンク  「暗部」、ジュリアン・バジー二、ジェレミー・スタンルーム編、『哲学者は何を考えているのか』、松本俊吉訳、丹治信春監修、シリーズ「現代哲学への招待」、春秋社、2006年
  • Kai F. Wehmeier  “Frege, Gottlob (1848-1925)”, in: Edited by Donald Borchert, The Encyclopedia of Philosophy, 2nd ed., Macmillan Reference USA, 2005
  • 岡田光弘  「フッサール初期の「哲学的−数学的諸研究の終結テーマ」とゲッチンゲン学派の論理哲学」、『哲学』、日本哲学会、第37号、1987年
  • エトムント・フッサール  「第72節 具体的、抽象的、「数学的」な本質学」、『イデーン I-II』、渡辺二郎訳、みすず書房1984
  • 鬼界彰夫  「言語学名著再読7 ウィトゲンシュタイン哲学探究』」、『月刊言語』、大修館、2006年7月号
  • 斉藤渉  「言語学名著再読8 フンボルト『言語と精神』(「カヴィ語研究序説」)」、『月刊言語』、大修館、2006年8月号
  • 佐竹郁夫、杉山健一、高倉樹  「鼎談 数学書の読み方、数学の学び方」、『数学セミナー』、2006年8月号
  • 山田修司  「エレガントな解答をもとむ【解答】 出題2」、『数学セミナー』、2006年8月号


ダメット、ブラックバーン、モンク方々の文はインタヴュー。モンクさんのは彼の書いたWittgensteinとRussellの伝記に関する逸話。いずれも本屋さんで拾い読みさせてもらったが、後日ちゃんと全文読んでみよう。
フッサールの翻訳は完全性の概念に関する箇所で、渡辺先生の詳細な訳註が付されており、前からcopyしようと考えていた一篇。この註は確かに勉強になりそうだ。
斉藤先生の文は、最近Barnes、飯田両先生の論文でFregeの‘Begriffsschrift’という言葉がフンボルトに由来するらしいということで、お勉強のために入手。
山田先生のものは出題に対する解答で、連言や選言、否定に対応する日本語の「と」と「か」と「でない」に関する出題。これらの言葉を用いて論理的な関係をうまく表せるか?というような問題のよう。ところでAとBの連言‘A and B’を日本語で表すと、「AとB」ではなく、正しくは「AとBと」だそうです。同じく選言‘A or B’は「AかB」ではなく「AかBか」だそうです。言われてみれば後者の選言の方は、確かに「AかBか」と表す方がより正確な気がすることはする。連言「AとBと」は何だかピンとこない。う〜む。