メモ: Goedel and von Neumann

本日以下の本の文庫版後書きを読んでいると面白い話が載っていた。

廣瀬健先生がGodelの最初の論文を読んだとき、粗雑な感じがしたそうで、そんな粗雑な論文が雑誌に掲載されたのはレフェリーの好意なり、意図によるものであったろうとして、先生はそのレフェリーを調べたそうで、その結果わかったのは、von Neumannがレフェリーをつとめていたということらしい*1。大体こんなふうな主旨の内容であったかと記憶している。
Godelの最初の論文で雑誌に掲載されたものといえば、おそらく例の完全性定理論文のことだと思われる。そのレフェリーをvon Neumannがつとめていたというわけなのだろうか?なんかすごいな。この話は有名な話なのだろうか?私はよくは知らないのですが…。

*1:ちなみに廣瀬先生はその後よく勉強した後で件の論文を読みなおすと、それが名論文であるとわかったそうである。