入手予定文献

本日書店店頭で以下の新刊を見る。

Descriptionほか

代数学に多大な影響を与えた19世紀後半〜20世紀前半の数学の歴史を,複素数を手がかりに概観。
〔内容〕複素数前史/複素関数論/解析的延長:ガンマ関数とゼータ関数/代数的整数論への道/付記:ベルヌーイ多項式,ディリクレ指標他

今はお金がないので後日購入するつもり。


なぜ複素関数論の歴史に関する本を購入するのかというと、FregeがBegriffsschriftを書く前後の時期に、おそらく一番よく読んで勉強していたのは当時の複素関数論だからである。そのことは以下の論文の124ページに窺える。

  • J. Tappenden  “The Riemannian background to Frege's philosophy”, in: J. Ferreiros and J. J. Gray ed., The Architecture of Modern Mathematics: Essays in History and Philosophy, Oxford University Press, 2006

というわけで、今はわからないが、取り合えずいつか読めればいいだろうと入手不可能になる前に近日中に購入しておこう。