• Peter Aczel  “Frege Structures and the Notions of Proposition, Truth and Set”, in: Jon Barwise, H. Jerome Keisler, Kenneth Kunen ed., The Kleene Symposium : proceedings of the symposium held June 18-24, 1978 at Madison, Wisconsin, U.S.A., North-Holland Publishing Company, Studies in Logic and the Foundations of Mathematics, vol. 101, 1980

この論文は、

  • 岡本賢吾、金子洋之編  『フレーゲ哲学の最新像』、双書現代哲学 5、勁草書房、2007年

に翻訳掲載されているもの。岡本先生が高く評価されている。
The Kleene Symposiumには他にも興味深い論文がいくつかあり、そちらをcopyして持っていたが、上記Aczel論文はFrege関係ではあるものの、とてもtechnicalに感じたのでcopyするのを今までpassしてきた。
しかし岡本先生のお話だと捨て置けない論文のようである。そういうわけで今回入手。


この後はJ.R. Schoenfield、梅沢敏郎両先生のlogicの教科書を拾い読みしようかな。


PS.
3月1日の日記でも触れたが以下の新刊

  • Michael Morris  An Introduction to the Philosophy of Language, Cambridge University Press, Cambridge Introductions to Philosophy Series, 2006

を最近ところどころ拾い読みしている。面白い。やさしくてわかりやすい。テーマを立てて、そのテーマに関連する話題をすべて紹介するというような網羅的な入門書ではなく、各chapterで言語哲学上の重要文献を一つ二つ挙げ、そこで話題となっていることを二、三解説するというシンプルな感じ。見通しがききやすく、するすると読み下せるタイプの内容展開でなかなかいい。月末ごろには本当に購入しよう。