次のような論文集が出るようである。今日大型書店をいくつかのぞいたがまだ店頭には出ていないように見受けられる。
ここに掲載されている興味深い論文を上げてみよう。
2 ルルスの思想と近代(R.ロペス・シロニス)
8 ガンのヘンリクスとフォンテーヌのゴドフロワの思想(加藤雅人)
9 ドゥンス・スコトゥスにおける真理認識の基礎づけ(八木雄二)
10 十四世紀のスコトゥス学派の思想―偽カムプザルのリカルドゥスの代示(スポジチオ)論と個体化の理論(渋谷克美)
11 オッカムにおける形象不要論(渡部菊郎)
12 アダム・デ・ヴォデハムの思想(稲垣良典)
13 ジョン・ウィクリフの思想(城戸 毅)
14 十四世紀の運動論―リチャード・スワインズヘッドの質の運動(三浦伸夫)
15 十四世紀の論理学―現代論理学とどう違っているのか(山下正男)
16 中世後期の視覚理論の形成(中村 治)
なかでもcopyしたいのが、2, 10, 12, 15などなど。これらは大体ながら論理学よりの論文ですね。Adam Wodehamはそれほど論理学よりではないかもしれない。
しかしいずれにせよAdam Wodehamが日本語の単行本の中で一章分を割いて紹介されるというのは、かなりめずらしいのではなかろうか。興味をそそられます。
この他の論文も、気になるsectionを部分的にcopyさせていただくかもしれません。
おやすみなさい。