読書

近頃はFregeのGrundgesetzeを英訳と和訳でちらほら読んでいる。
先日参考までに以下の図書のGrundgesetzeの解説部分を読んでいた。


すると厳密に言えば誤訳と思しき部分が見つかってしまう。
細かいことを言わなければ誤訳ではないと言えるかもしれないが、
正確に言えば誤訳か、あるいは読者にいらぬ疑問と不安を与える記述となっている。
実際そこをじっくり読んでいると、厳密に解するならば、厳密に解するならばだが、おかしいことがすぐわかる。
そこでもとになった英語原典をひも解いて対応箇所を見てみると、「なるほど、そうか」と合点がいく。


じっくり読んでいれば「ちょっと厳密にはおかしいな」とすぐわかるし、
それほど大過ないと言えば大過ないような気もするし、
翻訳書に一つや二つの誤訳・微妙な訳はよくあることだから
それがどの部分かはいちいち申しません。


第一、私自身、ろくに訳せもしない身なので、あれやこれやと言えたものではない。
訳者の方々の方が圧倒的によく読めてよく訳せるわけで、
人のことを言う前に自分の学力向上に努めなければならない。


という訳で、この後も上記Kenny本翻訳を読みながら、勉強させていただきます。
実際この翻訳書は大変わかりやすくてためになります。
訳していただいてとても助かります。
ありがとうございます。


なお、以上のことが誤訳などではなく、私自身の誤解であったならば、前もってお詫び申し上げます。すみません。