- Ian Hacking “ [Review of] Frege’s Conception of Numbers as Objects. By CRISPIN WRIGHT.,”in: The Philosophical Quarterly, vol. 34, no. 136, 1984
- Donald Gillies “ [Review of] Frege’s Conception of Numbers as Objects. By CRISPIN WRIGHT.,” in: Mind, vol. 93, no. 372, 1984
- Gregory Currie “ [Review of] WRIGHT, CRISPIN [1983]: Frege’s Conception of Numbers as Objects.,” in: British Journal of Philosophy of Science, vol. 36, no. 4, 1985
また、次の新刊を購入。
- 中根美知代他 『科学の真理は永遠に不変なのだろうか: サプライズの科学史入門』、ベレ出版、2009年
ガリレオがピサの斜塔で落下実験を行ったという話がありますが、これがじつは事実ではないということは一般の人にも知られてきています。本書では、多くの人びとが漠然と信じている科学史的な事柄に疑問を投げかける形をとっています。様々なトピックを古代から現代までバランスよく集めているため、興味のあるところから読むこともでき、通読すれば科学の歴史の全体を見渡すことができます。
目次
PS
先日書店で以下の新刊を手に取る。
そしてその中の次の文を拝読。
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- 「遠縁の従兄ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインの思い出」
Wittgenstein さんという人は、真理・真実のためなら、何でもするし、そのために人からどう思われようと、まったく構わない、というような感じの方だったのでしょうか。だから逸話や伝説めいた話が多いのかな、と思いました。
それと、Wien からイギリスへ帰国する途中の夜行列車の中で、二人が偶然出会った様子などが面白かった。
寝台の上段に Hayek が登ったところ、その下段に Wittgenstein が入っていて、下から突然「やぁ、Hayek 教授!」と Wittgenstein が声をかけたらしい。
そんな偶然があるんですね。
また、Hayek は Popper vs. Wittgenstein の Poker 事件の現場に居合わせたようで、次の文献を自宅の本棚から引っ張り出して確認してみたところ*1、
- デヴィッド・エドモンズ、ジョン・エーディナウ 『ポパーとウィトゲンシュタインとのあいだで交わされた世上名高い一〇分間の大激論の謎』、二木麻里訳、筑摩書房、2003年
この本に Poker 事件の様子を述べた Hayek による記述がある。その記述は、出典が明記されていないが、上記の Hayek の思い出からの引用であると思われる。上記「思い出」によく似た記述が見られるので。
体調がよくないので寝ます。
おやすみなさい。