ここ数日で多数の文献を入手した。順にその文献名を記します。
まず、Neo-Fregeanism 関係。

  • William Demopoulos  “The Neo-Fregean Program in the Philosophy of Arithmetic,” in Emily Carson and Renate Huber ed., Intuition and the Axiomatic Method, Springer, The University of Western Ontario Series in Philosophy of Science, vol. 70, 2006


続いて以下の journal,

から、次の諸文献を入手。刊行年順に並べます。
最初の論文を除いてすべて Frege 関係。

  • D. A. Bochvar  “On a Three-Valued Logical Calculus and Its Application to the Analysis of the Paradoxes of the Classical Extended Functional Calculus,” vol. 2, no. 1 and 2, 1981
  • Edward Martin Jr.  “Referentiality in Frege's Grundgesetze,” vol. 3, no. 2, 1982
  • John N. Martin  “The Semantics of Frege's Grundgesetze,” vol. 5, no. 2, 1984
  • Peter M. Simons  “Functional Operations in Frege's Begriffsschrift,” vol. 9, no. 1, 1988
  • Frans Hovens  “Lotze and Frege: The Dating of the ‘Kernsätze,’” vol. 18, no. 1, 1997
  • Stephen Read  “Completeness and Categoricity: Frege, Gödel and Model Theory,”  vol. 18, no. 2, 1997
  • Philip Hugly and Charles Sayward  “A Fregean Principle,” vol. 19, no. 3, 1998

最初の Bochvar の三値論理の論文は、3本目の John Martin 論文で、Frege の logical な semantics を分析するのに利用されているので入手しておきました。
個人的には 両Martin 論文と、Read 論文が特に興味深いかも。


続いて古書。
まず、理工系古書専門店に行って、数学関係、科学論関係の棚を眺め渡し、

を購入。これは既に持っていたが、copy で持っているだけで、本としては持っていなかったので、copy だと持ち運びに不便だから、上記の古書を入手。
この古書を購入した古書店では、他にどうしてもほしいという本が今回はなかった。入手しておいた方がよいという本は、ちらほらあったが、どうしても今ほしいというほどではないし、値段もちょっと高いので(もちろんそれだけの値打ちの本ではあるのでしょうが)、他には何も買わずに店を出る。少し残念だった。


次に本日、毎年この時期に行われる某古書即売会に行って、たくさん並んだ古書店のテントを全部回るが、事前に予想していた通り、特に買いたいという本が見当たらず、1冊も買わずに会場を後にする。
分析哲学系の本または数理論理学・集合論系の本で、私が所持しておらず、今では古書でしか手に入らず、しかも有用で、図書館・図書室で一部分を copy すれば済んでしまうようなことのない、そのような本がほしいのですが、そんな条件の本はなかなかない。まぁ、仕方がない。

それで、時間もあることだから、会場から歩いて某古書店に行き、手ぶらで帰るのもなんだし、何かよさそうなものはないかなと探してみると、次の2点があったので、これはいいと即購入。

  • Crispin Wright ed.  Frege: Tradition & Influence, Basil Blackwell, 1984
  • Gordon Baker  Wittgenstein, Frege, and the Vienna Circle, Basil Blackwell, 1988

1本目は offprint from The Philosophical Quaterly, vol. 34, no. 136 で、既にその一部は copy して持っているが、今回本自体をさくっと入手。
2本目も Frege 関係なのでもちろん入手。


最後にこの古書店の帰りに、新刊書店に寄り、以下の新刊を入手。


Frege 関係がいくつも確保できましたので、よかったです。またぽつぽつ読んでいきたいです。