最近入手した文献の名を記します。

  • Philip Ebert and Stewart Shapiro  “The Good, the Bad and the Ugly,” in: Synthese, Special Issue: The Bad Company Problem, vol. 170, no. 3, 2009
  • John MacFarlane  “Double vision: Two Questions about the Neo-Fregean Program,” in: Synthese, Special Issue: The Bad Company Problem, vol. 170, no. 3, 2009
  • Bob Hale and Crispin Wright  “Focus Restored: Comments on John MacFarlane,” in: Synthese, Special Issue: The Bad Company Problem, vol. 170, no. 3, 2009
  • E. J. Lowe  “One-Level Versus Two-Level Identity Criteria,” in: Analysis, vol. 51, no. 4, 1991
  • Timothy Williamson  “Fregean Directions,” in: Analysis, vol. 51, no. 4, 1991
  • Gürol Irzık  “Hans Reichenbach in Istanbul,” forthcoming in Synthese, Special Issue on Hans Reichenbach, Istanbul, and Experience and Prediction
  • 中村大介  「数学基礎論論争の中のカヴァイエス −ブラウアーの直観主義フレーゲの論理主義に対して−」、『人文論究』、関西学院大学人文学会、第59巻、第1号、2009年
  • 長岡亮介  「カントル集合論の成立過程」、『数学セミナー』、1984年12月号
  • ハオ・ワン  『ゲーデル再考 人と哲学』、土屋俊、戸田山和久訳、産業図書、1995年


1〜3本目は Neo-Fregeanism における Bad Company Problem. Synthese の Special Issue: The Bad Company Problem 掲載の論文はこれですべて一応確保しました。
4〜5本目は、いわゆる Direction Equivalence に見られる Criterion of Identity について、Lowe さんと Williamson さんが論争されています。
Irzık 論文については後日機会があれば報告します。
中村論文では Cavaillès と Frege が比較されていて勉強になりそうです。という訳で入手させていただきました。
長岡論文はかつて読んだと思いますが、完全に忘れているので再度入手。というか、読んだ時にもよく理解していなかったでしょうが。
Wang さんの本は大型書店で最近見かけなくなって来ているような気がします。ジュンク堂さんと Amazon Japan さんの HP で検索すると在庫切れのようです。版元の産業図書さんの HP では出てくるのですが、産業図書さんの HP は新刊情報以外、あまり頻繁には更新されていないようなので、もしかすると事実上品切れになっているのではないかと推測します。という訳で、古書では時々見かけますが、新刊で手に入るうちに確保しておこうと思い、今回ようやく入手。この本は Godël さんの伝記と思想の分析からなりますが、伝記情報としては Dawson さんの本の方がよいのかもしれませんし、Godël さんの哲学に関する研究も進展があるようなので、Wang さんのこの本は今では幾分古くなっているのかしれませんが、念のため入手しました。