• Charles Parsons  “Mathematical Intuition,” in: Proceedings of the Aristotelian Society, New Series, vol. 80, 1979–1980
  • James Page  “Parsons on Mathematical Intuition,” in: Mind, vol. 102, no. 406, 1993
  • David Galloway  “Seeing Sequences,” in: Philosophy and Phenomenological Research, vol. 59, no. 1, 1999


Charles Parsons さんの1本目の論文はまだ持っていなかった。この論文は次の論文集に、かなり改変されて収録されている。

  • Charles Parsons  Mathematical Thought and Its Objects, Cambridge University Press, 2008

この本自体は持っているが、“Mathematical Intuition”自身はどうやらだいぶ変わってしまっているようなので、original を入手した次第。


2〜3本目の論文は、1本目の Parsons 論文に対する批判的検討。


次のような文も入手。

これは以下の文とペアをなしている。


日本人にはあまり知られていない村上さんの文章が二種類あるようで、一つ目のグループは村上さんの単行本には収録されていない初期のインタヴューや小文の類い、二つ目のグループは英語などの外国語で発表されている海外でのインタヴュー記事の類い。上記都甲先生の論文のうち、前者の論文は一つ目のグループの村上さんを分析し、都甲先生の後者の論文は二つ目のグループの村上さんを分析されているようです。
ちなみに私もよく図書館にこもって村上さんの単行本未収録の初期のインタビューや小文の類いをたくさん見つけ出してきては copy して読んでいました。何だか週刊誌のような媒体の取材も受けておられたようで、今からすると意外と言うか、変わっているというか、何だか変な感じで面白かった記憶があります。だけど一番読み応えがあったというか、興味を感じたのは、インタヴューだとか対談の類いでした。これらの文章を読んでいると、一般的なイメージよりも、村上さんはずっと骨のある方というか芯のある方というか、当たりは柔らかいが、よいいみでも、悪いいみでも、かなり頑固な方ではなかろうかと感じました。(村上さん、すみません、誤解していたら謝ります。) なので、上記都甲論文後者を読んだ際も、まったく驚かなかった覚えがあります(驚きませんでしたが、とても面白かったです。)。都甲論文前者は未読ですので、また拝読させていただきます。
おやすみなさい。