• Stewart Shapiro  Foundations without Foundationalism: A Case for Second-Order Logic, Oxford University Press, 2002 (First Published in 1991)
  • B. Jack Copeland  “Meredith, Prior, and the History of Possible Worlds Semantics,” in: Synthese, vol. 150, no. 3, 2006
  • 村上春樹  『夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2009』、文藝春秋、2010年

村上さんの本を書店で購入し、café に立ち寄る。温かい coffee を飲みながら croissant を食しつつ拝読。店内には Chet BakerSings and Plays が静かに流れている。本を拾い読みしていて面白く感じる。しかし個人的には初めのころの村上さんの interview の方がずっと興味深い。1980年代の村上さんの方が、とんがっていたというか、孤軍奮闘していたというか、今よりはるかに攻撃され非難されていた頃の村上さんの発言の方が、こちらも読んでいて深く受け止められたと思う。照度の落とされた大学図書館の閲覧室で、村上さんの古い interview や対談の類いを引っ張り出して来ては読んでいた。まだまだ理解されることの少なかった村上さんの発言の方が私には重かった。もちろんよい意味で。将来どうなってしまうのかわからない頃の村上さん(や Chat Baker)の作品の方が私には魅力を感じるのです。その頃の interview も収録してもらいたかったです。と言っても、村上さんはきっと嫌がられるでしょうけれど…。(あとそれと都甲幸治先生の論文「村上春樹の知られざる顔 −外国語版インタビューを読む」、『文學界』、文藝春秋社、2007年7月号で言及されている interview も、多分、今回収録されていないと思いますが、それらも収録してほしかったです。もちろん村上さんは拒否されるでしょうけれど…。)