Martin-Löf, Brouwer, The Berlin Group of the Logical Empiricism, Frege, and Axiomatic Set Theory

  • Maria van der Schaar ed.  Judgement and the Epistemic Foundation of Logic, Springer, Logic, Epistemology, and the Unity of Science, vol. 31, 2013
  • Dirk van Dalen  L.E.J. Brouwer: Topologist, Intuitionist, Philosopher: How Mathematics Is Rooted in Life, Springer, 2013, First edition published in two volumes as Mystic, Geometer, and Intuitionist: The Life of L.E.J. Brouwer by Oxford University Press in 1999 and 2004
  • Nikolay Milkov and Volker Peckhaus eds.  The Berlin Group and the Philosophy of Logical Empiricism, Springer, Boston Studies in the Philosophy and History of Science, vol. 273, 2013
  • 足立恒雄  『フレーゲデデキント・ペアノを読む  現代における自然数論の成立』、日本評論社、2013年
  • 西村敏男、難波完爾  『公理論的集合論』、復刊・復刻・新装版 シリーズ、共立講座 現代の数学 2, 共立出版、2013年 (初版1985年)
  • 飯田隆  「文の概念はなぜ必要なのか」、『哲学の探求』、第31号、2004年

上記 Judgement and … には Per Martin-Löf, ''Verificationism Then and Now'' という論文が収録されています。1995年に刊行された論文が再録されているのですが、論文の終わり辺りで2ページ弱の増補が今回加えられています。
Brouwer: Topologist, … は、上述の通り、以前に出た本の合本復刊で、内容をあちこちで update するとともに、いくつかの sections を削除しているみたいです。
The Berlin Group and … は、珍しい theme を扱った本のように思えたので購入。Reichenbach, Hempel を主題にした本はあると思うのですが、the Berlin Group 自身を取り上げた本は、あまり聞かないような気がしますので、少し貴重なところがあるかもしれません。
フレーゲ・… 』は、以前に『数学セミナー』で連載していた記事を本にしたものですが、かなりたくさん増補されているみたいです。連載版をすべて拝読させていただきましたが、連載時にはまったく触れられていなかった話題が多数出ています。
『公理論的集合論』は、復刊ものです。古書店で棚に並んでたりしますが、個人的な規準から言って、かなり高値で売られていました。それだけの値打ちはある本なのだと思いますが、個人的には値段がやりすぎだと感じられたので、今まで購入してきませんでしたが、今回復刊されたので入手。
「文の概念は…」については、今回 PDF 版を入手。印刷版は持っていて拝読済みですが、今回 net で PDF 化されているのに気が付きましたので、 digital 版も入手させていただきました。

しかし、上記のような本を色々買っていると、まだ月初めにかかわらず、もう今月は財政的にきつい。今月はどうすればいいのか、困ったことになってきた。


PS

今回の日記は、前回の日記の予告によると、「Quine's Slingshot Argument のどこに問題があると Føllesdal さんはお考えなのか、どうすればこの論証を block できると Føllesdal さんは考えておられるのか、その点をごく簡単に記してみたい」と話していましたものの、書くべきことのうち、8割ぐらいしか書けていないので、またにさせてもらいます。すみません。