書籍

前者の丹治先生の本は、かつて出ていた次の本を文庫化したものです。

  • 丹治信春  『タブローの方法による論理学入門』、朝倉書店、1999年

朝倉版と文庫版の大きな違いは、文庫版では (練習問題を作り直し) 巻末に解答を付けているところです。どうやら本文自体は変わっていないような感じです。朝倉版を持っていましたが、文庫版では解答が付いているので文庫版も購入させていただきました。

八木沢先生の本では、Anselm の an ontological argument for the existence of God が、徹底的に分析、検討されており、このことを通じて、分析哲学的手法を学び、体得できるようになっています。Anselm の ontological arguments は、MonologionProslogion とに渡って複数あるようで、そのうちの Proslogion にある論証を八木沢先生は検討されているみたいです。


論文

  • 伊藤遼  「ラッセルにおける論理学と形而上学の関係」、『哲学』、第65号、日本哲学会、2014年
  • 西村敦  「ラッセルの『数学の原理』における命題論とイギリス観念論」、『哲学』、第65号、日本哲学会、2014年