洋書

  • W. V. Quine  Pursuit of Truth, Revised Edition, Harvard University Press, 1990/1992
  • W. V. Quine  From Stimulus to Science, Harvard University Press, 1995
  • Danielle Macbeth  Realizing Reason: A Narrative of Truth and Knowing, Oxford University Press, 2014

Quine 先生の本は、まだ持っていなかったので購入。Macbeth 先生の本は、Frege の話が載っているのですが、実は当初、購入を見合わせるつもりだった。この本のねらいが非常に壮大すぎて、そんなに壮大な話はきっと間違っているに違いないと思い、買わずに済まそうとしたのですが、現物を見た時、結構詳しく Frege の話が出ていたので、その部分を読むだけでもいいかもしれないと思い購入。ただし、話が面白ければその他の部分も読んでみます。それで許してください、Macbeth 先生。


和書

これは通史ではありません。いくつかの話題から成る本。解析学の厳密化についても語られていたので購入。ただし、索引を見ると Bolzano の名前がまったく出てこない。というわけで、解析学の厳密化について、詳細かつ包括的に語られているようではないみたいです。


英語論文

  • Gilead Bar-Elli  ''Three Kantian Strands in Frege's View of Arithmetic,'' in: Journal for the History of Analytical Philosophy, vol. 2, no. 7, 2014
  • Nicole Wyatt  ''Did Duns Scotus Invent Possible Worlds Semantics?'' in: Australasian Journal of Philosophy, vol. 78, no. 2, 2000

前回の日記では Possible Worlds Semantics の起源のうちの一つに、Duns Scotus の哲学があるという有名な話を memo しました。上記二本目の論文は、Possible Worlds Semantics の起源に、Scotus の哲学があるというこの説に対する反論が記されているようで、興味深いので入手。


和雑誌

  • 『春秋』、春秋社、no. 559, 2014年6月

この PR 誌には、次の文が掲載されていたので、入手しました。

星野先生と渡辺さんが例の Norway の小屋まで行ってきた様子が写真付きで記されています。小屋の跡や、そこから見える風景などが写真になっています。ずいぶん前に黒崎先生も小屋の近くまで行っていて、その文章も以前に拝読させていただきましたが、今回の星野先生の文のほうが、より臨場感のある写真を見ることができて興味深いです。先生方の今回の旅の様子は blog や YouTube で詳しく見ることができるみたいです。私はまだ拝見しておりませんが、動画が見れるというのは、ものすごく臨場感がありそうですね。上記の星野先生の文には URL などは載っていないので、net で検索すれば出てくるかもしれません。私はまだ探していませんが…。