和書
- 内山勝利、神崎繁、中畑正志編 『アリストテレス全集 3 トポス論 ソフィスト的論駁について』、岩波書店、2014年
- 大出晁 『日本語と論理 その有効な表現法』、講談社現代新書 48, 講談社、1965年 (古書)
英語論文
- John P. Burgess ''On a Derivation of the Necessity of Identity,'' in: Synthese, vol. 191, no. 7, 2014
- John P. Burgess ''On a Derivation of the Necessity of Identity,'' Unpublished Manuscript, <http://www.princeton.edu/~jburgess/NecessityOfIdentity.pdf>
- Ruth C. Barcan ''The Identity of Individuals in a Strict Functional Calculus of Second Order,'' in: The Journal of Symbolic Logic, vol. 12, no. 1, 1947
邦語論文
- 小川吉昭 「フレーゲにおける意義と意味」、『県立広島大学人間文化学部紀要』、第9巻、2014年、<http://harp.lib.hiroshima-u.ac.jp/pu-hiroshima/file/12220/20140529152017/ninbunki09_091.pdf>
- 荒畑靖宏 「フレーゲの「形而上学」と「方法」 汎論理主義と解明」、『ヨーロッパ文化研究』、成城大学大学院文学研究科、第33号、2014年、<http://www.seijo.ac.jp/graduate/gslit/orig/journal/europe/pdf/seur-033-03.pdf>
- 加藤雅人 「全体と部分 中世メレオロジー序論」、『関西大学 哲学』、関西大学哲学会、第29号、2011年
最後の論文に関して。中世においては、全体と部分の関係について、三つの考え方があったようで、それら三つの考え方について、Boethius, Abelard, Aquinas, Burley, Buridan らの見解を概説しているのが、本論文のようです。その三つの考え方とは、簡単に言うと、(1) 家とその屋根に見られるような全体・部分関係、(2) 普遍としての人類と個人としての Socrates という関係に見られるような全体・部分関係、(3) 心の全機能・全能力とその心の能力の一部である知性や感性という場合に見られるような全体・部分関係です。
あと、加藤先生の論文で中世の Mereology を扱っている次の論考も中をのぞいてみました。
これは Thomas の考える全体・部分関係を詳しく検討している論文で、今の私にはちょっと細かいところがありましたため、入手は控えました。また必要になりましたら手に入れて勉強致します。先生には他にもう一つ、中世の Mereology を扱っている論文があるようですので、後日入手してみます。