洋書
- Reinhard Kahle, Michael Rathjen eds. Gentzen's Centenary: The Quest for Consistency, Springer, 2015
- Katalin Bimbó Proof Theory: Sequent Calculi and Related Formalisms, CRC Press, Discrete Mathematics and Its Applications Series, 2015
- Howard Gregory Language and Logics: An Introduction to the Logical Foundations of Language, Edinburgh University Press, Edinburgh Advanced Textbooks in Linguistics, 2015
- Catarina Dutilh Novaes and Ole Thomassen Hjortland eds. Insolubles and Consequences: Essays in Honour of Stephen Read, College Publications, Tributes, vol. 18, 2012
- JC Beall and Greg Restall Logical Pluralism, Oxford University Press, 2006
英語論文
- Stephen Read ''Self-Reference and Validity,'' in: Synthese, vol. 42, no. 2, 1979
- Stephen Read ''Validity and the Intensional Sense of 'and','' in: Australasian Journal of Philosophy, vol. 59, no. 3, 1981
- Robert K. Meyer ''Entailment Is Not Strict Implication,'' in: Australasian Journal of Philosophy, vol. 52, no. 3, 1974
- Takeo Sugihara ''Strict Implication Free From Implicational Paradoxes,'' 『福井大学学芸学部紀要 第I部 人文科学』、第4号、1955年
- Hiroakira Ono ''Proof Theoretic Methods in Nonclassical Logic: An Introduction,'' in: Mathematical Society of Japan Memoirs, vol. 2, 1998
和書
- 大森荘蔵 『思考と論理』、ちくま学芸文庫、オ-7-4, 筑摩書房、2015年 (初出、1986年)
- 圏論の歩き方委員会編 『圏論の歩き方』、日本評論社、2015年
- 池内紀 『カール・クラウス 闇にひとつ炬火あり』、講談社学術文庫、2331, 2015年 (初出、1985年)
- 山中由里子編 『〈驚異〉 の文化史 中東とヨーロッパを中心に』、名古屋大学出版会、2015年
- 對馬達雄 『ヒトラーに抵抗した人々 反ナチ市民の勇気とは何か』、中公新書 2349, 中央公論新社、2015年
- 河崎靖 『ボンヘッファーを読む ドイツ語原典でたどる、ナチスに抵抗した神学者の軌跡』、現代書館、2015年
- 村上春樹 『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』、文藝春秋、2015年
對馬先生の『ヒトラーに抵抗した人々』を何気なく拾い読みしていて初めて知ったのですが、Johann Georg Elser という方がおられたのですね。まったく知りませんでした。名もない指物師の身でありながら、誰にも話さず、誰とも協力せず、自発的に独力で、時間をかけて、Hitler を暗殺しようとした人物が。(暗殺は失敗し、すぐにつかまり、その後、処刑されてしまいます。) すごい人ですね。ものすごく勇気がいると思います。えらいです。本書を読んでいると、胸が熱くなってきました。なお、偶然なのか、現在、一部の映画館でこの Elser さんの暗殺計画を描いた映画が上映されているようです。全国で順次上映されるようです。『ヒトラー暗殺、13分の誤算』という邦題です。
邦語論文等
- 照井一成 「コンピュータに証明できること・できないこと」、『数学セミナー』、2015年11月号
- 竹内泉 「カリー-ハワード同型対応」、『数学セミナー』、2015年11月号
- Jacques Garrigue 「Coq: 型理論から来た証明支援系」、『数学セミナー』、2015年11月号
- 西川青季 「ヒルベルトの声を聞いたことがありますか」、『数学セミナー』、2015年12月号
- 内海愛子 「戦後史の中の「和解」 残された植民地支配の清算」、成田龍一、吉田裕編、『記憶と認識の中のアジア・太平洋戦争』、岩波講座アジア・太平洋戦争 戦後篇、岩波書店、2015年
西川先生の「ヒルベルトの声を聞いたことがありますか」という変わった題名の記事について、一言記しておきますと、これは logic をやっている人や、数学基礎論の歴史的側面を勉強している人なら大方知っておられると思いますが、Hilbert の話す声を録音した record が残されているという話です。本の付録になって、出版されたことがあるという話です。私はその音声を聞いたことはないのですが…。今では net で聞くことができるみたいです。私はこのような record が出ていることを、次の記事からかつて知ったと記憶しています。
- Victor Vinnikov ''We Shall Know: Hilbert's Apology,'' in: The Mathematical Intelligencer, vol. 21, no. 1, 1999
この記事の中でもその record の話が出てきて、録音内容のドイツ語原文とその英訳が載っています。この記事は主にその録音内容を紹介することを目的としています。この記事を読んだ時、「あっ、そうなんだ、本の付録で出ているんだ」と思ったことがありました。
和雑誌
- 柴田元幸責任編集 『Monkey』、第7号、2015年秋冬号