読書

今日はかなり動き回った。今年一番動いたと言える。よい意味で疲労が身体を包んでいる。というわけで軽く読書。

  • 薬袋善郎 『英語リーディングの秘密』
  • 武笠行雄 「フレーゲに於ける記号言語と予備学」

武笠論文によるとFregeの概念と対象の区別や意義と意味の区別は、彼の概念記法に対する予備学として考えられているとのことのようです。概念と対象、意義と意味のFregeによる説明に私たちが説明不足を感じたり、不満や説明の不統一感を抱いたりしたとしても、もともといわばヒントを提示することを目指してそれらの説明はなされており、統一的で不足のない詳細な説明をFregeは初めから試みようとしているのではないのだから、説明不足や不満を抱いたとしても、それは当然である、ヒントというものの本性上、そういうものなのだから仕方ないのである、と平たく言ってしまえば上記論文では述べているように思われます。ただしそうは言われてもやはり依然不満の感は解消されないように思われるのですが…。どうもやっぱり正面から整合的にFregeの説明を解釈しなければ気が済まない感じがします…。もちろん武笠先生から言えばそんなことはあなたの気持ちの問題であって私には関係がない、上記論文の私の論証が間違っていないのならば、あなたの気持ちがどうであろうとそんなことは関係がない、ということにでもなるのでしょうか。
眠いです。寝ます。お休みなさい。