Contraction

Can We Adopt the Rule of Modus Ponens with Suitable Conditional?

先日、次の PR 誌を購入し、拝見させていただきました。 ・ 『みすず』、読者アンケート特集、みすず書房、no. 678, 2019年1・2月合併号。 これは、様々な分野の先生方が、2018年に読んだ書物のうち、特に興味を持った本を上げて、その評を記しているもので…

 2016年読書アンケート

時機を失していますが、昨年2016年に読んだ哲学、論理学関係の文献で、私の印象に最も残った文献の名前を以下に記します。一番印象に残ったのは次の短い論文でした。 Peter Schroeder-Heister ''Paradoxes and Structural Rules,'' in Catarina Dutilh Novae…

 Why Contraction-Free Logics Aren't Convenient for Most of Us?

(最近、精神的に疲労困憊し、しばらく寝込んでしまいました。不安を和らげる薬を生れてはじめて飲んで、心を落ち着かせようとしているところです。以下に掲げる文章は、寝込んでしまう前に大部分を書きました。ただし心穏やかでない時期に書いておりますので…

 Multiple Discharge of Assumptions in a Natural Deduction Framework Amounts to the Application of Structural Contraction Rule in Sequent Calculus.

前回の日記では、次の回は Curry's Paradox のやや formal な説明を行ないますと述べましたが、その説明の前に、関連しますが別の話題を今日は記します。予定変更ですみません。 先日、次の論文を一通り読み終えたのですが、 Jc Beall and Julien Murzi ''Tw…

 Geach's Insolubilia, or a Curry-Like Paradox: Should We Ban the Rule of Contraction in the Basis of his Opinion?

先日、寝床で次の論文を少し読んで、ちょっと面白く感じました。 P. T. Geach ''On Insolubilia,'' in: Analysis, vol. 15, no. 3, 1955, pp. 71-72, also in his Logic Matters, University of California Press, 1980, pp. 209-210. 眠気眼で読んだので、…

 Principia Mathematica Began to Lose Prestige Gradually in the Late 1930s.

本日も、例によって、一つ、二つ些細なことを記します。気楽に書いたので、読まれる場合は気楽にお読みいただければと存じます。 先日、以下の論文を拝読致しました。 Alasdair Urquhart ''Principia Mathematica: The First 100 Years,'' in Nicholas Griff…

 Professor Brady's Book Universal Logic

上記入手文献中、一番最初に上げた本 Ross Brady Universal Logic, CSLI Publications, Center for the Study of Language and Information Lecture Notes, no. 109, 2006 を検討するいみについて、少し記しておく。 この本は title からは何の本なのか、と…

 入手文献: Grišin

V. N. Grišin “Predicate and Set-Theoretic Calculi Based on Logic without Contractions”, in: Mathematics of the USSR-Izvestija, vol. 18, no. 1, 1982 この文献については次の文がその意義の一端を伝えてくれています。 The comprehension principle …