Zermelo
前回、Dedekind と Frege に少し触れました。その際、次の本を拾い読みさせてもらったのですが、 ・ 足立恒雄 『フレーゲ・デデキント・ペアノを読む』、日本評論社、2013年、 そこに Dedekind と Cantor に関して、興味深いエピソードが書かれていました。…
The axiom of choice の歴史を調べようと思って、次の論文を読んでみたら、axiom of choice の歴史とはまた別に、すごく面白いことが書かれている。 Ivor Grattan-Guinness “Bertrand Russell on His Paradox and the Multiplicative Axiom. An Unpublished …
もちろん Zermelo である、と思っていた。しかし次の文献を読んでいると、 Andrea Cantini “Paradoxes and Contemporary Logic,” in: The Stanford Encyclopedia of Philosophy, First published Oct. 16, 2007 Section 3.1 Poincaré and Russell on Contrad…
今日 cafe で次の文献を、coffee を飲みつつ、のんびり読んでいたら、 『みすず』、2008年読書アンケート、no. 568, 2009年1・2月合併号 物理学の大野克嗣先生が2008年の読書で以下の本を評価されており、 Heinz-Dieter Ebbinghaus Ernst Zermelo: An Approa…
先日以下の文献を読んでいて、意外に思ったことがある。 Nicholas Griffin “The Prehistory of Russell's Paradox,” in Godehard Link ed., One Hundred Years of Russell's Paradox: Mathematics, Logic, Philosophy, Walter de Gruyter, De Gruyter Series…
2008年2月2日の日記において、以下の本のpp. 76-79を読んで、 Heinz-Dieter Ebbinghaus Ernst Zermelo: An Approach to His Life and Work, Springer, 2007 axiomatic set theoryが作られた理由は、一般には集合論上のparadoxを回避するためだと言われており…
以下の本を手に取ってみる。 Heinz-Dieter Ebbinghaus Ernst Zermelo: An Approach to His Life and Work, Springer, 2007 割と色々な写真が掲載されている。その中の一枚に眼が行った。初めて見る写真だ。 ZermeloがWarsawを訪れた時に当地の論理学者達と撮…
昨日の備忘録。 Volker Peckhaus “Was George Boole Really the ‘Father’ of Modern Logic ?” を読んで、興味深い話が記載されている。そのまま引用してみよう。 It is astonishing to see how little knowledge of logic the Gottingen mathematicians had …