Hilbert
調べものをしていて、教えられた瑣事を一つ記します。「Whitehead and Russell が書いた Principia Mathematica に関し、the simple theory of types と the ramified theory of types を区別し出したのは誰ですか?」と聞かれたならば、何と答えますでしょ…
最近入手した C.リード 『ヒルベルト 現代数学の巨峰』、彌永健一訳、岩波現代文庫、2010年 は、文庫化される前の単行本を以前に古書で購入して読んでいた。そこに書かれている些細な話を二つだけ、どういう訳か今も覚えている。それ以外の重要な話はほとん…
今日、古書店で変わった本を見つける。 今まで見たこともないような本である。 このような本があるとは、私はまったく知らなかった。 多分かなり珍しい本なのではないかと思う。 『ヒルベルト 歿後30年を記念して』、ヒルベルト30年祭(1973年11月24日)記念誌…
昨日に引き続き以下の解説を読む。 K. ゲーデル 『不完全性定理』、林晋、八杉満利子訳、岩波文庫、岩波書店、2006年 すると自分にとっては興味深い話があったので次に記しておく。 ビアマグの幾何学とは、ヒルベルトの有名な逸話のこと。彼が「点、線、面で…
昨日の備忘録。 Volker Peckhaus “Was George Boole Really the ‘Father’ of Modern Logic ?” を読んで、興味深い話が記載されている。そのまま引用してみよう。 It is astonishing to see how little knowledge of logic the Gottingen mathematicians had …