Kripke

When Did the Age of the Linguistic Turn Come to an End?

お知らせ 今まで毎月一回更新を行なってきましたが、今後更新は不定期になるかもしれません。 6月から今までと生活がまったく変わり、次回以降、更新できるか不明です。 できるだけ今までどおり更新していきたいと思っていますが、どうなるかわかりません。 …

 Kripke's Argument against Descartes' Doctrine of the Creation of the Eternal Truths

0. はじめに 1. Descartes の永遠真理創造説とは何か?: 入門書からの引用 2. Descartes の永遠真理創造説とは何か?: 本人の文の (和訳からの) 引用 3. Kripke 先生、Descartes を駁す。 4. Kripke 先生による Descartes 駁論再構成に必要とされる制約につ…

 If Someone Lacked the Ability to Follow the Rule of Modus Ponens, Could He or She Adopt the Rule?

前回は、全称例化という推論規則*1が、それを知らない、わからない、身に付けていない人に、ただ示して教えるだけでは、わかってもらえない、その規則を採用してもらえないということを、飯田先生、Padro 先生の文献から学びました。今回は、やはりお二人の…

 If Someone Lacked the Ability to Follow the Rule of Universal Instantiation, Could He or She Adopt the Rule?

今日は推論規則について、一つ確認してみます。後日、もう一つ、推論規則について確認してみる予定です。ただし、予定しているだけで、その予定が実行できるかどうかは、今の段階では未定です。とりあえず、本日確認してみたいことを記してみます。 ごく基本…

 Who Was the First to Propose the Causal Theory of Names?

次の自伝を読んでいると、 Ruth Barcan Marcus ''A Philosopher's Calling,'' in Michael Frauchiger ed., Modalities, Identity, Belief, and Moral Dilemmas: Themes from Barcan Marcus, Walter de Gruyter, Lauener Library of Analytical Philosophy Se…

 Who Coined the Term 'Barcan Formula'?

最近、次の本を購入しました。 Michael Frauchiger ed. Modalities, Identity, Belief, and Moral Dilemmas: Themes from Barcan Marcus, Walter de Gruyter, Lauener Library of Analytical Philosophy Series, vol. 3, 2015. この本の中の Ruth Barcan Mar…

 Why Is □p True in the World Which Has No Accessible Worlds at all?

今日は、可能世界意味論に関し、ごく初歩的なことを備忘録として記します。(私は可能世界意味論に無知です。間違ったことを記しておりましたらすみません。) どこにも到達可能でないような世界で □p が真である理由の説明可能世界意味論において、自分自身を…

 How Does Kripke Get Over Quine's Objections to Quantified Modal Logic?: A Rough Outline.

以下に記しますことは、個人的な memorandum です。表題の疑問に対し、その答えをただ素描するだけのものです。何か original なことを述べたりするものではありません。単によく知られていることを手短にまとめているだけです。加えて以下では Quine さんや…

 The Origin of Kripke's Theorem of the Necessity of Identity

今日も些細なことを一つ記します。先日、以下の諸論文を入手致しました。 John P. Burgess ''On a Derivation of the Necessity of Identity,'' in: Synthese, vol. 191, no. 7, 2014, John P. Burgess ''On a Derivation of the Necessity of Identity,'' U…

 The Parallelism Between Evans's Vague Object Argument and Kripke's Theorem of the Necessity of Identity

先日、次の文献を入手させていただきました。 Ken Akiba ''Vagueness as a Modality,'' in: The Philosophical Quarterly, vol. 50, no. 200, 2000, Ken Akiba ''Identity Is Simple,'' in: American Philosophical Quarterly, vol. 37, no. 4, 2000, Ken Ak…

 入手文献: Kripke's Puzzle

ここ最近入手した文献の名を記す。 W.V.O.クワイン 「規約による真理 I」、古田智久訳、『精神科学』、日本大学哲学研究室、第44号、2006年 同上 「規約による真理 II」、古田智久訳、『精神科学』、日本大学哲学研究室、第46号、2008年 三平正明 「指標詞の…

 Kaplan vs. Kripke

次の文献を拾い読みする。 Morton Keller and Phyllis Keller Making Harvard Modern: The Rise of America's University, Updated ed., Oxford University Press, 2007 この本をぱらぱらめくると、見覚えのある顔が写った写真が目に入ってくる。 よくみると…

 Kneale vs. Kripke

上記の入手文献 P.M.S. Hacker “Critical Study: Soames' History of Analytic Philosophy”, (Review of Scott Soames's Philosophical Analysis in the Twentieth Century), in: The Philosophical Quarterly, vol. 56, no. 222, 2006 をちらほら見ると、驚…