Curry's Paradox
( 連絡事項 このブログを書いている私のパソコンが壊れそうな感じです。かなり危ないです。このブログの更新が突然止まったら、パソコンが亡くなったということです。仮に更新が止まっても、新しいパソコンを購入して、そのうち再開したいと思っていますが。…
先日、次の PR 誌を購入し、拝見させていただきました。 ・ 『みすず』、読者アンケート特集、みすず書房、no. 678, 2019年1・2月合併号。 これは、様々な分野の先生方が、2018年に読んだ書物のうち、特に興味を持った本を上げて、その評を記しているもので…
2017年は散々な年でした。非常にきつい一年でした。これほどきついのは、私の人生ではほとんどなかったと思います。それぐらい stressful な一年でした。この状態はまだ続いています。今後もしばらく続きそうです。また、最近祖母が亡くなり、非常に残念です…
別々の paradox に見える the Liar paradox, Curry's paradox, Russell's paradox が、もしもすべて同じ paradox だとしたら、どのように思われますか? それらが同じ種類のものだとしたらどうでしょう? 同じ matrix, format から発現しているものだとした…
本日の日記の続きです。 補足項目 (1)*1 この補足項目 (1) で述べようとすることを、あらかじめ手短に記しておきます。 「Curry's Paradox により、不合理に陥る原因は、そこで自分自身に言及している表現を使用しているからだ。だから、そのような表現の使…
Curry's Paradox の informal な論証を理解しようとすると、そこでは自分自身を指す表現が出てくるので、頭がこんがらがることがあります。そこであまり頭がこんがらがらない informal な論証を以下に示してみます。たぶんあまりこんがらがらないと思うので…
(最近、精神的に疲労困憊し、しばらく寝込んでしまいました。不安を和らげる薬を生れてはじめて飲んで、心を落ち着かせようとしているところです。以下に掲げる文章は、寝込んでしまう前に大部分を書きました。ただし心穏やかでない時期に書いておりますので…
(毎年年末か、新年の初め頃に、過去1年間に読んだ文献で、興味深く思われたものの名前を、「読者アンケート」と称してこの日記に毎年記してきました。しかし、昨年2015年中に読んだ文献で、興味深かったものの名前をまだ当日記に記していませんでした。今年…
今日は Pseudo-Scotus あるいは Albert of Saxony の validity をめぐる paradox と Curry's Paradox について、私がちょっと驚いたことを記してみます。ただし、その驚いたこととは、だいぶ前の入門書に記されていることですから、目新しいことではありませ…
次回の日記で Curry's Paradox と類似の paradox を説明する予定のため*1、今日は前者の paradox の若干 formal な説明を行ないます。そのうちの truth-theoretic version と呼ばれる説明を示します。参考にするのは次の文献です。 Jc Beall ''Curry's Parad…
今回から三回に渡り、Curry's Paradox と、それに類似した paradox について話します。今日と次回は、Curry's Paradox の簡単な説明です。そして三回目に、それと類似の paradox の説明をしようと思います。Curry's Paradox はよく知られていると思いますの…
先日、寝床で次の論文を少し読んで、ちょっと面白く感じました。 P. T. Geach ''On Insolubilia,'' in: Analysis, vol. 15, no. 3, 1955, pp. 71-72, also in his Logic Matters, University of California Press, 1980, pp. 209-210. 眠気眼で読んだので、…
上記入手文献中、一番最初に上げた本 Ross Brady Universal Logic, CSLI Publications, Center for the Study of Language and Information Lecture Notes, no. 109, 2006 を検討するいみについて、少し記しておく。 この本は title からは何の本なのか、と…