読書メモ: リーマン

スターバックスで以下の本を拾い読み。

気付いた点、教えられた点を大雑把に三つ記す。

    1. Riemannはとても内気で非社交的な人だったらしい。Fregeとよく似ているなぁ。
    2. 門外漢からはRiemannといえばRiemann幾何のことを思い浮かべるが、Riemannの生前には彼の幾何学は、ほとんどか、まったく知られておらず、彼が有名だったのはAbel関数論の業績によってらしい。で、FregeはRiemann流のAbel関数論や、Abelその人の文献をかなり勉強している。
    3. RiemannはHerbartに大きな影響を受けているらしい。で、Herbartといえば、Kant以後Frege以前におけるドイツの重要な哲学的論理学の主導者であった。Herbartの影響が残る論理学の世界に革命的な流れを引き起こすべく登場してきたのがFregeということになるのかもしれない。

以上、大雑把である。