最近

自分の最近の状況を言い当てている文を見つけたので記しておく。

“Shut up! Shut up right now! Who the hell do you think you are?”
“Just a guy who has tried very hard to get where he could do you some good. A guy with enough experience and enough understanding to know that you were in some kind of jam. And wanted to help you out of it, with no help from you”*1


清水さんの訳ではこうなっている。ベティがマーロウに言っているセリフ。*2

「よしてよ! もうたくさん! あんた、自分をなんだと思ってるの」
「なんとかして君の力になろうと骨を折ってる男さ。君が大へん困っているということがわかるだけの経験と推理力を持ち合わせている男だ。そして、君に力を貸してもらわないで、君の力になろうとしているんだ」

昨晩遅くにある女の子に長い長いメールを送った。その子は苦境にいて、助けてやらなければならない女の子だ。自分の過去を語ったメール。苦境に陥っていた頃の自分を振り返ったメールだ。励ましの言葉と、私の助力をよければ提供しようとの主旨の手紙だ。だが、彼女は私の力を必要とはしていないかもしれない。おそらくそうだ。それでも構わない。彼女が救われるのなら、それでも構わない。たとえ私がどのようになろうとも…。

*1:Raymond Chandler Playback, Vintage Books, 1986, pp. 142-143.

*2:レイモンド・チャンドラー 『プレイバック』、清水俊二訳、ハヤカワ文庫、早川書房、1977年、228ページ。