読書

Cafeで本日入手のイェスペルセンの本と、Quineの『ことばと対象』を拾い読む。


Memo
木星は四つの衛星を持っている」とか、「木星の衛星の数は十二個である」というような個数言明は、個々の衛星について言われているのではなく、木星の衛星という概念について言われている、との主旨をFregeは語っている。
この時、個数言明が語っている概念は、count nounsやsortal predicatesがいみしているものであると考えられている。
したがって、個数言明は概念についての言明である、というFregeの有名な見解は、count nounsやsortal predicatesが一体何であり、それらと関連するmass termsが一体何であるかを理解した上でないと、充分理解したとは言えないものと思われる。
よって、今述べたFregeの見解を正しいと信じる者は、count nounsやsortal predicates、それにmass termsを深く理解している必要があるものと思われる。