Memoのmemo: Fregeの再認命題について

昨日今日と、Fregeの再認命題について、つらつらと考える。


次をHume's Principleとする。

    • N(F) = N(G) ⇔ F 〜 G.

これの左辺を、「Hume's Principleにおける再認命題」と呼ぶ。
そしてこのHume's Principleを一般的に表すと以下のようになる。

    • a = b ⇔ Φ(F, G).

この左辺を、「Hume's Principleの一般形における再認命題」と呼ぶ。


昨日今日とつらつら考えていたのは、以上に述べたような再認命題についてである。
再認命題に関し、対象、同一性、統辞論優先テーゼ、文脈原理、数学における等式・方程式などについて、ぽつぽつ考える。
この再認命題に対し、うがった考えを少しばかり展開してみたが、自分としてもちょっとうがち過ぎのようである。解釈に若干飛躍がある。
Frege自身はそんなに深読みできるようなことはGrundlagenの§62では書いていないように見える。
少なくとも、極素直に読む限り、私の深読みは、やり過ぎかもしれない。
うがち過ぎというか、深読みし過ぎというか、単に空想の中をさまよっているだけというのが、正しいのだろう。


まぁのんびりと楽しく考えてみます。