近頃の読み物

先日以下の論文を読んで、

  • Christian Thiel  “‘Not Arbitrarily and Out of Craze for Novelty’: The Begriffsschrift 1879 and 1893”, in: M. Beaney and E. Reck, ed., Gottlob Frege, Critical Assessments of Leading Philosophers Series, Vol. 2, Frege's Philosophy of Logic, Routledge, 2005

岡本先生の文献を読まねばならないと思い、先生の文章をいくつか読み直す。例えば次の文献を拾い読みする。

  • 岡本賢吾  「「命題」・「構成」・「判断」の論理哲学」、『思想』、岩波書店、no. 954、2003年10月号
  • 同上    「編者解説」、岡本賢吾、金子洋之編、『フレーゲ哲学の最新像』、双書 現代哲学 5、勁草書房、2007年
  • 同上    「数学基礎論の展開とその哲学」、飯田隆編、『哲学の歴史 第11巻 論理・数学・言語 【20世紀】』、中央公論新社、2007年

上記C. Thielさんの文を読んだ後で岡本先生の文を読むという読書の順番は、これで合っているものなのかどうか、見当はずれでないのかどうか、定かではないが、先生の文を読み直さねばと強く感じ、上記の三本をところどころ読み返す。大変面白い。以前読んだ時にはピンとこなかったことが今では少し判明になる。うむうむと楽しく味読。他にも先生の文を読み直してみよう。