読書: Frege's Permutation Argument

CaféでFrege's Permutation Argumentに関する文献を読む。

  • 野本和幸編  『フレーゲ著作集 3 算術の基本法則』、勁草書房、2000年
  • A. W. Moore and Andrew Rein  “Frege's Permutation Argument,” in: The Notre Dame Journal of Formal Logic, vol. 28, no. 1, 1987

などを拾い読みし、かつそれぞれに書き込みを入れる。
そして帰ってきて、昨日付けたPermutation Argumentのメモ書きに追加を施す。
おかげで少し理解が進む。少しだけだが…。


また、帰ってきてから以下を眺め見る。元気が出ないので、ちゃんと読めない。とにかく目を走らせるだけ。

  • 井上直昭  「シーザー問題」、『科学哲学』、vol. 34, no. 1, 2001年
  • 同上  「シーザー問題と『算術の基本法則』第1巻第10節におけるフレーゲの約定」、『科学哲学』、vol. 36, no. 1, 2003年
  • 須長一幸  「シーザー問題の行方」、『科学哲学』、vol. 34, no. 1, 2001年
  • ドナルド・デイヴィドソン  「指示の不可測性」、野本和幸訳、『真理と解釈』、勁草書房、1991年


最初の3本ではFrege's Permutation Argumentの解説が出てくる。4本目ではPermutation Argumentの言語哲学版の話が出てくる。
この他にQuineに見られるPermutation Argumentのお話を調べておくべきなのだろうが*1、精神的・肉体的に疲れているので今は無理。またにしたい。


いずれにせよ、精神的に不調である時期に、いくらかでも勉強内容の理解が進むということは救いである。
何もできずに終わるところが、少しだけでも着実に進めるということは、悪くない。


しかしFrege's Permutation Argumentのメモ書きの内容は、充分練ることができていないし、
例によってくだくだと書き連ねられて読みにくく、
昨日今日だけでPermutation Argumentについて、余すところなく理解できたとはとてもではないが言えない。
また精神的に踏ん張りが効かない中で大まかに書かれたものであるから、
この日記上にそのメモをupすることはできない。
大体大した内容でもない。


後はゆっくりしてから寝ます。
結構身体がだるいです。
おやすみなさい。

*1:Putnamのものもだろうが。