前者について目次を以下に記します。

経験論の衝撃: ― ロックとヒュームの真理論(野坂宜正)
近代的真理論の確立: ― カントによる真理観のコペルニクス的転回(隈元泰弘)
「自覚」の展開としての真理: ― ヘーゲル全体論的真理観(隈元泰弘)
現象学の真理論: ― フッサールによる超越論的基礎づけの試み(渡辺英之)
神の死と新しい真理像の模索: ― ニーチェの真理観(溝口隆一)
形而上学は克服されたか: ― ヤスパースハイデガーニーチェ解釈(堤 正史)
パースにおける真理と探究(新 茂之)
便宜としての真理: ― ジェイムズの真理論(加賀裕郎)
デューイにおける「保証付きの言明可能性」と真理(藤井千春)
タルスキと真理の意味論的理論の射程(下嶋 篤)
情報意味論における真理概念(下嶋 篤)
真理から連帯へ: ― ローティの反真理論(加賀裕郎)
ラニーの「暗黙知」における「知」のダイナミズム(立山善康)
「科学」の語りとその真理性: ― 医療コミュニケーションをモデルに(松井邦子)
道徳的実在論に対する社会的構築主義による反動: (林 泰成)
あとがき (吉田謙二)

先生、長い間、お疲れ様でした。
Locke, Hume から現代の先端的な話題まで、また伝統的な真理の理論から、logical な真理の理論、pragmatic な真理の理論まで、実に幅広く真理についての考えが取り上げられていて貴重だと思います。先生方の論考にまた学びたいと思います。


上記入手文献後者の文が入っている本は持っていない。まだ新刊として購入できるようだが、面倒なのでそのまま copy させていただく。今、少しばかり T. Uebel さんの the Left Vienna Circle に関する文章を読んでいるので。