数日前に『科学基礎論研究』と、日本哲学会の『哲学』が、net 上で無料公開され始めたので、以下の文献を入手させていただきました。
そのほとんどを既に copy して所有していますが、改めて digital 版としても手に入れさせていただきました。
1件を除き、どれもが Frege 関係です。刊行年の昇順に並べて記載します。

  • 野本和幸  「フレーゲ言語の再構成と可能的多世界モデル」、『哲学』、日本哲学会、no. 26, 1976年
  • 武笠行雄  「フレーゲに於ける記号言語と予備学」、『哲学』、日本哲学会、no. 33, 1983年
  • 小澤正直、藁谷敏晴  「レシニェフスキー存在論と公理的集合論」、『科学基礎論研究』、vol. 17, no. 1, 1984
  • 武笠行雄  「フレーゲ形式主義」、『科学基礎論研究』、vol. 17, no. 2, 1985年
  • 金子洋之  「抽象的対象と様相」、『哲学』、日本哲学会、no. 49, 1998年
  • 三平正明  「フレーゲプラトニズムと数学の応用可能性」、『哲学』、日本哲学会、no. 50, 1999年
  • 津留竜馬  「抽象的対象の導入は正当化されるのか」、『科学基礎論研究』、vol. 28, no. 1, 2000年


この他に、次の新刊を入手。

  • 柘植尚則  『イギリスのモラリストたち』、研究社、2009年

これは近代イギリスのモラリストたちの解説書です。解説されているのは、以下の人々です。

彼らの生涯と道徳哲学について、簡潔に解説されており、これが一書になっている本は(少なくとも日本語では)めずらしいと思いましたので、購入致しました。
勉強になりそうです。