まず洋文献。

  • Benjamin Schnieder and Moritz Schulz, ed.  Themes From Early Analytic Philosophy: Essays in Honour of Wolfgang Künne, Rodopi, Grazer Philosophische Studien / International Journal for Analytic Philosophy, vol. 82, 2011
  • Sara Negri and Jan von Plato  Proof Analysis: A Contribution to Hilbert's Last Problem, Cambridge University Press, 2011
  • Elliott Mendelson  Introduction to Mathematical Logic, Fifth Edition, CRC Press, Discrete Mathematics and Its Applications Series 48, 2010
  • Aarne Ranta  Type-Theoretical Grammar, Clarendon Press / Oxford University Press, Indices, vol. 1, 1995
  • Alice Crary and Rupert Read ed.  The New Wittgenstein, Routledge, 2000
  • Ilham Dilman  ''Wittgenstein, Philosophy and Logic,'' in: Analysis, vol. 31, nos. 1-2, 1970
  • Gottfried Martin  Arithmetik und Kombinatorik bei Kant, Walter de Gruyter, 1972 (古書)

Martin さんの本は古書店で見つける。このような本があるとは今まで知りませんでした。古書店の格安書のコーナーを眺めていると、'Arithmetik' という単語が目に入ってきた。理数系や哲学関係の専門的古書店でもないのに、珍しいなと思ってよく見ると、上記のような title の本で、中を見ると、面白そうである。もちろん Frege に関係してくる。実際 Frege への言及もある。300円。保存状態も悪くない。即購入。


次に和文献。最初に、量子力学の哲学関係。

ニールス・ボーア論文集 1  因果性と相補性』は、買って帰ってきて部屋の中の本棚をよく見てみると、既に所有していたことに気が付く。まぁ、いいや。『ニールス・ボーア論文集 1 』ではなく、『ニールス・ボーア論文集 2 』の方を所有しているものだとばかり思っていた。仕方がないな。所有していなかった『ニールス・ボーア論文集 2 』の方を、再度出かけて行って入手。
セレリさんの本は一部読んだことがある。並木先生の本は、たぶん全部読んだと思う。たぶんだけど…。


そしてその他の和文献。

  • 横内寛文  『プログラム意味論』、情報数学講座 第7巻、共立出版、1994年
  • 山口尚  「分析神学の誕生 復活の問題に即して」、『春秋』、春秋社、2011年10月号
  • マーク・ピーターセン  『続 日本人の英語』、岩波新書岩波書店、1990年
  • 同上       『心にとどく英語』、岩波新書岩波書店、1999年

横内先生の本は、先月久し振りに重版がかかったようで、昨日本屋さんの計算機科学の本棚の前に立つと、そこにあるのを見つけて即購入。以前に古書店でも見かけていたのだが、あまりにも汚い本だったので、その時は買わなかった。買わなくてよかった。
山口先生の文章は、分析哲学に基付く現代の神学の紹介文です。分析神学 (analytic theology) の内容を説明し、P. van Inwagen さんによる復活 (resurrection) の哲学的議論の意義を解説し、分析神学の問題点を確認されています。