• 斎藤暢人  「メレオトポロジーの基礎について」、『論理哲学研究』、第4号、2005年

Intro.

本稿ではいわゆる「メレオロジーmereology」を前提して展開される理論の基礎的な性格を考察する。その理論とは、メレオロジー上において展開されるトポロジーである「メレオトポロジーmereotopology」である。すでに幾人もの研究者がこの理論の研究に携わり、研究成果を発表しているが、そもそもこの理論はどのように公理化され、定式化されるのであろうか。以下、先行研究を検討しながら筆者の考えを提示してゆくことにするが、具体的には、すでに提案された二つの代表的なメレオトポロジー的体系を採り上げ、これらの論理的等価性を示すことを主目的とする。

この他に、大学書林の仏文法書を購入。