Anti-Semites: Lesniewski and Lukasiewicz

レトロなビルの1階に入っているcafeで、通りを流れゆく車を眺めながら昨日入手した

  • Dirk Greimann ed.  Essays on Frege’s Conception of Truth, Rodopi, Grazer Philosophische Studien - Internationale Zeitschrift für Analytische Philosophie, vol. 75, 2007

を斜め読みする。


また先日入手した

  • Peter Simons  “Stanisław Leśniewski”, in: The Stanford Encyclopedia of Philosophy, November 23, 2007

を一部print outして読んでいると、びっくりすることが書いてある。
近頃Polish Logic, Polish Philosophyから遠ざかっているが、いかに自分がそれらの勉強を怠っているかをまざまざと思い知らされる。


上記Simonsさんの文を読んでいると、驚いたことにLesniewskiはAnti-Semiteだと述べている。
調べてみるとこれは少なくとも10年以上も前から知られていることである。
おそらくもっともっと前から知られていたものと思われる。
Polish Philosophy PageのS. Lesniewskiのbiographyにはこの種のことは確か書いていなかったと思うし、
Wolenskiさんの例のLvov-Warsaw Schoolに関する概説書にも書いてなかったような気がしたが、記憶違いだろうか。


帰宅してFefremanさん達のTarski biographyを調べてみるとLesniewskiは確かにAnti-Semiteだったと記してある。
さらにshockingなことにLukasiewiczまでAnti-Semiteだと書いてある。
Lesniewskiはeccentricで粘着質の人だから想像できないことはないが、Lukasiewiczについては想像できない…。本当なのか。


次も調べてみる。

  • Jan Wolenski  Essays in the History of Logic and Logical Philosophy, Jagiellonian University Press, Dialogikon Series, vol. 8, 1999

すると、LesniewskiとSobocinskiがAnti-Semitesだったと述べられている。Lukasiewiczはconservativeだったと書かれている。
この本のp. 69のn. 12は重要である。
Fefermanさん達の記述と、Wolenskiさんの記述は合わせて読まれるべきである。そうすればcounterbalanceが取れる。


とにかく真夜中で詳細を書き込んでいる暇がない。
余力があれば後日書き記す。
いずれにせよ個人的にはshockingな話だった…。