Heidegger as Reactionary Modernist?

昨日の日記で私はHeideggerさんを反動的モダニストと特徴付けた。
しかしこれは正しくない。
反動的モダニストというのは、私の理解しているところでは、大まかに言うと、伝統に回帰することを通して自身のidentityを取り戻し、最先端のtechnologyを意識的に利用することで社会改革を進めて行こうという近代化論者のことをいう。とりわけ、伝統に回帰する際には、ゲルマン魂や和魂などの不合理と見えるものに帰依し、その一方で科学的な最先端technologyを積極的に利用して、主に社会の平準的な統合化を推し進める、右寄りの論者のことだと私は理解している。つまり、不合理な心性への回帰と、合理的な科学技術とのhybrid、という訳である。
そうすると、Heideggerさんだが、仮に彼が不合理なものへの回帰を志向していたとしよう。しかし彼はどうやらtechnologyを積極的に利用しようとは考えていなかったようである。したがってこの点で彼は反動的モダニストとは言えない。
以上がおおよそながら正しいとすると、昨日の日記のHeideggerさんの特徴付けは間違っている。
お詫び致します。すみません。