• Pierre Wagner ed.  Carnap's Logical Syntax of Language, Palgrave Macmillan, History of Analytic Philosophy Series, 2009

この本の目次は2009年3月1日の日記に記してあります。
目次をご覧になればわかると思いますが、中々強力な布陣による研究論文集となっています。面白そうだ。
しかし最近 Carnap に関する本は多いですね。確かに Carnap は読み直さねばならないのでしょう。理論的には Quine から遠く離れて、歴史的には Wien にいた頃の Carnap などを見直さねばならないのでしょう。従来の stereotype な Carnap ではなく、より実際の Carnap に肉薄せねばならないのでしょう。

ところで、この本が入っている History of Analytic Philosophy Series ですが、net で出版社の HP を見ても、今後刊行されるこの series の本については何も書かれていないのに対し、今日入手した上記の本の中に、近刊情報が出ている。簡単にその近刊書を以下に記してみよう。

  • A. Arana and C. Alvarez ed.  Analytic Philosophy and the Foundations of Mathematics
  • S. Gandon  Russell's Unknown Logicism
  • S. Lapointe  Bernard Bolzano's Theoretical Philosophy
  • D. Patterson  Alfred Tarski: Philosophy of Language and Logic
  • E. Reck ed.  The Historic Turn in Analytic Philosophy
  • G. Stevens  The Theory of Descriptions


どれもこれも興味深い。多分これらは全部買うと思います。継続購入する予定。面白そうだな。早く見たい。


この他に以下の新刊を購入。

  • 武内信一  『英語文化史を知るための15章』、研究社、2009年

英語史の重要テーマを15ほどピックアップして、社会文化史的な観点から解説した英語文化史の入門書。『ベオウルフ』、チョーサー、アーサー王伝説、英語聖書の歴史、印刷革命、シェイクスピア、ジョンソンの辞書など、英語史においては欠かすことのできないテーマをおさえる一方で、教科書的な無味乾燥を断然排して、「読んで楽しい」入門書として構成した。大学の英語史の教科書として最適。

気楽に読めて、ためになりそうなので購入致しました。時々時間を見つけては通読させていただきます。