- Terence Parsons “Russell's Early Views on Denoting,” in David F. Austin ed., Philosophical Analysis: A Defense by Example, Kluwer Academic Publishers, Philosophical Studies Series, vol. 39, 1988
- David Kaplan “Words,” in: Proceedings of the Aristotelian Society, Supplementary Volumes, vol. 64, 1990
- Philip Hugly and Charles Sayward “Expressions and Tokens,” in: Analysis, vol. 41, no. 4, 1981
- Peter M. Simons “Token Resistance,” in: Analysis, vol. 42, no. 4, 1982
- Linda Wetzel “What Are Occurences of Expressions?,” in: Journal of Philosophical Logic, vol. 22, no. 2, 1993
- Herbert Hochberg “The Wiener-Kuratowski Procedure and the Analysis of Order,” in: Analysis, vol. 41, no. 4, 1981
- Leonard Linsky “Synonymity,” in: D.M. Borchert ed., Encyclopedia of Philosophy, 2nd ed., vol. 9, Macmillian Reference USA/Thomson Gale, 2006
- Marc A. Moffett “Synonymity [Addendum],” in: D.M. Borchert ed., Encyclopedia of Philosophy, 2nd ed., vol. 9, Macmillian Reference USA/Thomson Gale, 2006
1本目は Edmund Gettier さんに対する Festschrift から。有名な Analysis 論文の他にどんな著作を Gettier さんが物されているのか、試しにこの本をあちこち開いてみるが、どこにも biblio. の類いが見当たらない。後で net で調べてみると、Gettier さんは大変寡作な方であるらしく、例の Analysis 論文を書いた後は、まったく論文を書いていないらしい(Wikipedia in English)。すごいですね、知らなかった。そんなのでアメリカの大学で生き残れるのでしょうか。(生き残れたんだから、言うことはないですが…。)
2〜5本目の論文は、Type-Token-Occurence の triad に関ってくる論文。
最後の2本は synonymy についての哲学的問題の復習・確認のため入手。
そして先日我が家に以下の雑誌が届く。
- History and Philosophy of Logic, vol. 31, no. 1, 2010
- Paul Rusnock and Mark Burke “Etchemendy and Bolzano on Logical Consequence”
- Joop Niekus “Brouwer's Incomplete Objects”
- Matthias Schirn “On Translating Frege's Die Grundlagen der Arithmetik”
- Alexander Paseau “Proofs of the Compactness Theorem”
このうち最も興味深いのは、Schirn さんの論考。Dale Jacquette さんが英訳した Frege の The Foundations of Arithmetic についての批判的考察。J. Austin さんの訳についても問題点が指摘されているようです。面白そうだ。
最後に、以下のような文も入手。
この文章は、掲載されている雑誌が出た際に、店頭で全文を拝読させていただきました。とても面白く読んだ記憶があります。その後、それっきりでしたが、この前、何気なくこの文章を思い出し、何となく copy させてもらいました。また何とはなしに再読させていただくと思います。
PS
先日、次の論文を拝読しました。
- Peter Simons “Gray's Elegy Without Tears: Russell Simplified,” in Bernard Linsky and Guido Imaguire ed., On Denoting: 1905 – 2005, Philosophia Verlag, Analytica: Investigations in Logic, Ontology and Philosophy of Language Series, 2005
この論文に、ささやかなものですが、面白い話が出ていましたので、できればこの日記で後日レポートできればと思います。
また、上でも触れました次の論文
- Matthias Schirn “On Translating Frege's Die Grundlagen der Arithmetik,” in: History and Philosophy of Logic, vol. 31, no. 1, 2010
につきましても、その内容をレポートできればと思います。
但し、いずれも本当にレポートできるかどうかはわかりません。前回の日記で以下の論文
- Paolo Dau “The Complex Matter of Denoting,” in: Analysis, vol. 45, no. 4, 1985
についてもレポートしたいと述べていました。これで三つの話をレポートしたいと言ったことになります。三つもレポートできるかどうか、はっきりわかりません。可能ならばレポート致します。
おやすみなさい。
