以下を入手。共に新刊。

  • ルートヴィッヒ・ウィトゲンシュタイン  『原因と結果 : 哲学』、羽地亮訳、晃洋書房、2010年
  • 江田勝哉  『数理論理学 使い方と考え方:超準解析の入口まで』、内田老鶴圃、2010年

前者は次の文の翻訳のようです。

  • Ludwig Wittgenstein  “Ursache und Wirkung: Intuitives Erfassen,” in his Philosophical Occasions, 1912-1951, James C. Klagge and Alfred Nordmann ed., Hackett, 1993
  • Ludwig Wittgenstein  “Philosophie,” in his Philosophical Occasions, 1912-1951, James C. Klagge and Alfred Nordmann ed., Hackett, 1993

どちらも本邦初訳のようです。初めの方の文は『哲学探究』を理解する上で大変役立つようです。後の方の文は中・後期における Wittgenstein の哲学観を理解する上で、とても役立つようです。また勉強させていただきます。


古本祭りでは、以下を入手しました。刊行年順に並べます。

  • 村上春樹安西水丸  『象工場のハッピーエンド』、CBSソニー出版、1983年
  • 同上      『ランゲルハンス島の午後』、光文社、1986年
  • 村上春樹、松村映三  『雨天炎天』、新潮社、1990年

どれも以前に文庫本で読みました。
今日購入したのは、いずれも hardcover の本です。
最初の二つは初版第一刷、最後の本は第一刷かどうか奥付には書かれていませんが、初版です。おそらく第一刷です。
村上さんの小説はあまり読まないのですが、essay や interview の類いは熱心に読みました。特に最初の頃の、detachment の時代のものです。
今日はのんびりと古書店のブースを回り、哲学の本に限定せず、何となくよさそうな本があれば気軽に買おうと思っていたら、立て続けに村上さんの初めの頃の original にぶつかり、それぞれ素直に購入させていただきました。Coffee でも飲みながら、のんびり眺めてみようかな。


PS
近頃 slingshot argument について、勉強しています。もとより初歩的なことについてです。
おやすみなさい。