(1)
先日、街中を自転車で cycling していると、お祭りをやっているところがあるので寄ってみる。するとそこに何店か古書店が並んでいる。それで店に入り、以下を購入。

  • ピーター・ゲイ  『ワイマール文化』、新装版、亀嶋庸一訳、みすず書房、1987年

この本は今も新刊書店で手に入る。しかしどれも小口があまりきれいに cut されていない。わたしは小口がきれいに cut されていない本はあまり好きではない。それで今まで買わずに来た。古書店でも時々見かけるが、保存状態がよくないものばかりだった。そのため新刊でも古書でも購入しないで来た。しかし今回の古書は、ほとんど新品同様の保存状態だったので、ようやく購入。
1920-1930年代の論理学史や、数学基礎論の歴史的側面に興味がある者は、Weimar や Wien のことを知っていなければならない。そのような訳で、上記の本を入手した。昔の Wien 関係の本もいくつか入手し、読んで勉強したいと思っている。しかしなかなかその余裕がない。いずれにせよ何とかしたいと思っています。


(2)
今日はのんびり散歩に出かける。近所の古書店の店先にあるいわゆるエサ箱を見てみると、『現代英米文学入門』という書名が見えた。しかしよく見ると『現代英米哲学入門』とある。「あれ、何だろう?」と思い、手に取ってみる。初めて見る本。取り合えず購入しておく。100円。

  • 山岡謁郎  『現代英米哲学入門』、三重学術出版会、1995年

真理論と価値論を解説している。真理論では、対応説、整合説、プラグマティズム、Tarski の真理論、真理の行為遂行説(Strawson)、分析的真理と総合的真理(Quine)、Kripke の真理論、Gödel の定理、となっています。薄い本ですので簡潔な説明という感じです。

この後、近くの coffee がおいしい可愛らしい感じの cafe に寄り、ice coffee を飲みながら、Quine さんや Fφllesdal さんの本を読む。面白い。


(3)
この他に、以下を入手。

  • Genoveva Marti  “Rethinking Quine's Argument on the Collapse of Modal Distinctions,” in: Notre Dame Journal of Formal Logic, vol. 38, no. 2, 1997

強い紫外線の中、歩き回ったせいで疲れました。頭が痛いです。ゆっくり休みます。