洋書

  • Russell Marcus, Mark McEvoy eds.  An Historical Introduction to the Philosophy of Mathematics: A Reader, Bloomsbury Academic, 2016

Table of Contents


How to use this book
Introduction: Terminology and Axioms


Part I: Ancients

Introduction to Part I

1. Pythagoreans, Parmenides and Zeno's Paradoxes
2. Plato
3. Aristotle


Part II: Moderns

Introduction to Part II

4. The Rationalists
5. The Empiricists
6. Kant


Part III: 19th and Early 20th Centuries

Introduction to Part III

7. Mill
8. Cantor's Transfinites
9. Logicism
10. Formalism
11. Intuitionism
12. Conventionalism
13. Wittgenstein
14. Gödel's Theorems


Part IV: Contemporary Views

Introduction to Part IV

15. The Benacerraf Problem
16. The Indispensability Argument
17. Benacerraf's Number Puzzle and Structuralism
18. Modalism
19. Fictionalism.
20. Apriorism
21. Maddy's Realism
22. Naturalism.
23. Plenitudinous Platonism
24. Neo-Logicism
25. Experimental Mathematics


Bibliography
Index

この本は購入してみて気が付いたのですが、ものすごく分厚い本です。タオルを巻けば、枕に早変わりします。広辞苑 (の紙媒体) みたいな大きさです。購入をお考えの方は、お部屋に本を置くスペースが十分にあるか、ご確認ください。この本の出版社の home page に載っている目次と、本書の実際の目次とは、少し異なります。本書の実際の目次を上に掲げておきます。以前に

  • Stewart Shapiro  Thinking about Mathematics: The Philosophy of Mathematics, Oxford University Press, 2000, 邦訳、スチュワート・シャピロ、『数学を哲学する』、金子洋之訳、筑摩書房、2012年

という数学の哲学の入門書が出ていましたが、この本の副読本として、上記の An Historical Introduction to the Philosophy of Mathematics は、ぴったり合っていると思い、今回入手致しました。


和書

上記一つ目の和書について、訳者の先生方による解説を読み出した途端に引っ掛かりを覚え、そこで読書が頓挫してしまいました。初歩的なことであり、かつ核心に属することを解説している文章に私の理解を拒む記述があり、とても困惑してしまいました。解説をお書きの先生方は、根拠をもって意図的にそのように書いておられるのか、あるいは意図的というほどではないが慣例的にそのように書くことが多いから何となくそのようにお書きなのか、それともまったく無意識にそのように書いておられるのか、どうなのだか私にはわからず、非常に困惑してしまいました。今も困惑しており、読み進むことを一旦休止してしまいました。翻訳本文も読むことができそうにありません。困ったな、どうしたらいいのだろう。でも、私が何もわかっていないために勝手に困惑しているだけなのかもしれませんので、もうちょっと勉強してみます。申し訳ございません。追記 2016年6月6日: ここでの私の困惑は、一部誤解によることがわかりました。大変すみません。お詫び致します。また勉強させていただきます。追記終わり。


論文

  • A. N. Prior  ''Definitions, Rules and Axioms,'' in: Proceedings of the Aristotelian Society, New Series, vol. 56, 1956
  • Nuel Belnap  ''Display Logic,'' in: Journal of Philosophical Logic, vol. 11, 1982

Prior さんの論文は、先日まで知らなかったのですが、Lesniewski の definition に関する論文です。論文の title だけではわかりませんが、論文全編が Lesniewski の話になっているみたいなので入手しました。