入手文献など

Chetの伝記を読み、薬袋本で英語を復習し、本日購入した以下の新刊教科書のさわりを読む。

Booleの論理学をよく知るには行列式の知識が必要だが、随分前に少しやっただけですっかり忘れているので、一から初歩をこの教科書で勉強するつもり。


そして先日入手した

を拾い読む。
三浦さんといえばいつも思い出すことがあります。それは以下のようなことです。
恐らく私が初めて三浦さんの文に触れたのはもう随分前の文芸誌に載った

だったのではないかと思います。最初これを読んだときはびっくりしました。どう解していいかわからずすごく戸惑いました。そしてはっきり申しましてひどく幻滅してしまったことを覚えています。三浦さんの質問があまりにも突飛で真面目に取ればよいのかそんなに真剣に取らなくてもよいのか、どう受け取ったらよいのかわからず、憤懣を通り越して虚脱感を覚えたほどです。気持ちとしては土屋先生のご回答にまったく同感でした。生意気言いまして申し訳ありません。
後日、三浦さんがテレビに出演されているのを見かけました。薬を話題としたコーナーで三浦さんがビタミンCなどの薬を好んでたくさん摂取しているということを取材されておりました。三浦さんのご自宅が写され部屋の一つが薬の保管部屋になっており、私の記憶が間違っていなければまるでご飯の代わりに薬を食べて生活されているような「薬マニア」のお一人として取材されていたように感じます。記憶違いでしたらすみません。しかしこの映像にも大変びっくりしてしまいました。「何なんだろう、これは…」とちょっと怖くなったほどです。
こういうことがあって、三浦さんはいくつもの本を上梓されておられますが、残念ながらどうしても食指が動かず(小説でない本を)1〜2冊しかご購入させていただいておりません。ご高著の中の話も私には壮大なもので、すごく味が濃く、ハイ・テンションでついていけない感じです。「味の濃さなどどうでもいい」と言われそうですが…。今回の『ラッセルのパラドクス』で、実に久しぶりに三浦さんの本を購入したことになります。


閑話休題
本日以下の新刊を注文する。

  • Jarmo Pulkkinen  Thought and Logic The Debates between German-Speaking Philosophers and Symbolic Logicians at the Turn of the 20th Century

Description

The book deals with the reception and critique of symbolic logic among German-speaking philosophers at the turn of the 20th century. The first part discusses the period from the late 1870s up to the end of the 19th century. The main issue is the arrival of the Boolean algebra of logic in Germany and Austria. It examines also the reasons why Gottlob Frege was so unsuccessful in his attempts to draw the attention of philosophers to his logicist programme. The second part deals with the first two decades of the 20th century. Its main topic of inquiry is the reception of Bertrand Russell's and Louis Couturat's ideas in the German-speaking world. In particular, it concentrates on the relationship between Russell and neo-Kantians.

実に面白そうだ。ちょうど私が興味を持って今調べていることと関係がある。