今日メディア史の先生と少しお話させていただく。私が愛の概念の歴史に興味があるというような話をすると、興味深いご意見をいただく。なるほど〜。そして二、三、面白そうな文献を教えてもらう。そのうちの一つはわざわざcopyを譲って下さった。それが次の文献。
- ミシェル・フーコー 「<性>と権力」 in: his 『ミシェル・フーコー思考集成 VII 知/身体』、蓮実重彦、渡辺守章監修、小林康夫、石田英敬、松浦寿輝編集、筑摩書房、2000年、140-154ページ
これは1978年4月20日、東京大学での講演の記録。雑誌『現代思想』、1978年7月号などにも掲載されている。西洋ではsexualiteがどのように語られてきたのかを分析されているようです。そのことに関するFoucaultなりの仮説を提示しています。「面白いから読んでごらん」とのことで、確かに後期Foucaultのエッセンスが詰まっていそうなコンパクトな体裁で、面白そうだ。不真面目なFoucault読者だったので勉強しな直さなければならないな。自分が今調べている愛の概念の歴史に対して何か教えてくれそうなことが書かれていそうだ。読んで勉強してみます。ありがとうございました。