Wittgenstein
Da Vinci が Wittgenstein にどんな影響を与えたというのだろうか? そもそも両者に何か関係でもあるのだろうか? あまりなさそうに見えるのだが…。新刊で入手したばかりの以下の本 Nuno Venturinha ed. Wittgenstein After His Nachlass, Palgrave Macmilla…
以下に memo を走り書きします。 2010年2月2日の日記に‘Is Wittgenstein a Logicist?’という項目を書きました。Wittgenstein を Logicist と見なす研究があることに、つい最近まで気が付かなかったことを述べた項目です。その項目で Wittgenstein を Logicis…
Victor Rodych “[Book Review] Pasquale Frascolla. Wittgenstein's Philosophy of Mathematics. London and New York: Routledge, 1994. Pp. viii+189. ISBN 0-415-02483-8 (hb).,” in: Philosophia Mathematica, vol. 3, no. 3, 1995 私は実に不勉強なこと…
ささいなことを一つ。 今日大学生協書籍部で次の新刊を拝見しました。 稲垣良典 『トマス・アクィナス 『神学大全』』、選書メチエ、講談社、2009年 この本を見ていると、そこに一つの写真があった。イタリアの Monte Cassino の修道院の写真である。 私はこ…
岩村聯 『復刊 束論』、共立出版、2009年 (初版1966年) また、数ヶ月後に次の本が刊行される予定になっています。 Enzo De Pellegrin ed. Interactive Wittgenstein: Essays in Memory of Georg Henrik von Wright, Springer, Synthese Library, vol. 348, D…
以下の本を古書として購入。 Michael Nedo und Michele Ranchetti hg. Ludwig Wittgenstein: Sein Leben in Bildern und Texten, Suhrkamp, 1983 Wittgenstein の生涯に関する写真が非常に多く載っている。写真で見る Wittgenstein の生涯といった感じ。 こ…
Ian Hacking “ [Review of] Frege’s Conception of Numbers as Objects. By CRISPIN WRIGHT.,”in: The Philosophical Quarterly, vol. 34, no. 136, 1984 Donald Gillies “ [Review of] Frege’s Conception of Numbers as Objects. By CRISPIN WRIGHT.,” in:…
先日購入した以下の本を拾い読みした。 飯田隆他編 『岩波講座 哲学 3 言語/思考の哲学』、岩波書店、2009年 この本に収録されている次の論文をぱらぱら眺めていると、興味深いことが書かれている。 関口浩喜 「ウィトゲンシュタイン的観点から」 ここでは、…
先日次の本を拾い読みした。 Michael Potter Wittgenstein's Notes on Logic, Oxford University Press, 2009 それによると、Wittgenstein の The Notes on Logic という著作には、いくつかの version, あるいはその元となったいくつかの version があるよう…
上記の入手文献欄で記した Boudewijn De Bruin “Wittgenstein on Circularity in the Frege-Russell Definition of Cardinal Number,” in: Philosophia Mathematica, vol. 16, no. 3, 2008 を読んでいると、とても興味深いことが書かれている。それは私自身…
Francesco Coniglione “The Place of Polish Scientific Philosophy in the European Context,” in: Polish Journal of Philosophy, vol. 1, no. 1, 2007 Peter Simons “Abstraction, Structure, and Substitution: Lambda and its Philosophical Significan…
まったく知らなかったのですが、あのPierre KlossowskiさんはWittgensteinのTractatusとPhilosophical Investigationsを仏訳しておられたのですね。全然知らなかった。ちょっと驚きです。恐らくKlossowskiさんやWittgensteinさんの研究者にはよく知られた事…
上記入手文献1本目の “Letter from L. Wittgenstein to B. Russell, 19.8.1919”, in Brian McGuinness, ed., Wittgenstein in Cambridge: Letters and Documents 1911-1951, Fourth Edition, Blackwell Publishing, 2008 は、かなり有名な書簡だろうと思いま…
2. WittegensteinのTractatusに対して、C. Diamond, J. Conant両氏が展開していると言われるtheraputic readingに関し、このtherapyとは正確に言ってなんだろうと思い、therapyとcounselingの違いについて調べる。 therapyをpsychotherapyのことだとすると、…
昨日の日記でC. DiamondさんたちのTractatusの読解法について簡単に記しました。それにちょっとだけ付加しておきます。 Tractatusの本文を本気でナンセンスと解するのが彼女たちの立場のようです。そうするとすぐに思いつくのが、次のような心配だと思います…
Roger M. White Wittgenstein's 'Tractatus Logico-Philosophicus' A Reader's Guide, Continuum, 2006 注文していた新刊を入手。スターバックスでちらほら拾い読む。平易な英語。語彙数が足りない者でも読みやすい。 近ごろのTractatus読解に関しては、新し…
土屋俊 「『原論考』三・二○二」、飯田隆編、『ウィトゲンシュタイン読本』、法政大学出版局、1995年 この論文では『論考』の三・三の由来を検討している。その三・三とは、土屋先生の訳によると以下のものである。「三・三 命題のみが意味を持つ。命題とい…
高木敏美 「フレーゲの文脈原理」、『立命館文學』、475・476・477号、1985年 木戸正幸 「フレーゲにおける間接話法の問題」、『立命館経済学』、43巻、5号、1994年 同上 「フレーゲをめぐる2つのパラドクスについて −der Begriff Pferdのパラドクスとラッセ…
昨日は以下を読んだが、 Jan Wolenski “Formal metaphilosophy in Finland”, in: Poznan Studies in the Philosophy of the Sciences and the Humanities, vol. 80, 2003 その中でvon Wrightを解説しているセクションがあり、そこでWittgensteinと様相論理に…
次を読み終わる。 Goran Sundholm “A Century of Inference: 1837-1936”, in: P. Gärdenfors, J. Wolenski, K. Kijania-Placek eds., In the Scope of Logic, Methodology and Philosophy of Science, Volume Two of the 11th International Congress of Log…
今日、とある古書店で次のような本に出会う。 輿水實 『言語哲学総説』、国語文化研究所、1944年 輿水さんといえば、この日記の2005年11月30日でも言及していますが、日本のWittgenstein研究の草分け的存在のようです。この方の本が古書店で売られていた。め…
昨日、以下の論文名を上げた。 瀬在良男、古田智久 「日本における科学哲学の研究状況 −1945年以前-1-」、 『研究紀要』、日本大学文理学部人文科学研究所 / 日本大学文理学部人文科学研究所編、第48号、1994年 ditto 「日本における科学哲学の研究状況 −194…
研究会では紀要の哲学年報をもらって帰りました。帰り道ではスターバックスに寄って先日入手した以下の文献を軽く読みました。 渋谷克美 「スコトゥス、オッカムにおける様相論理と可能世界論」 浜渦辰二 「フッサールにおける論理と世界 −様相論理と可能世…