Wittgenstein
2. WittegensteinのTractatusに対して、C. Diamond, J. Conant両氏が展開していると言われるtheraputic readingに関し、このtherapyとは正確に言ってなんだろうと思い、therapyとcounselingの違いについて調べる。 therapyをpsychotherapyのことだとすると、…
昨日の日記でC. DiamondさんたちのTractatusの読解法について簡単に記しました。それにちょっとだけ付加しておきます。 Tractatusの本文を本気でナンセンスと解するのが彼女たちの立場のようです。そうするとすぐに思いつくのが、次のような心配だと思います…
Roger M. White Wittgenstein's 'Tractatus Logico-Philosophicus' A Reader's Guide, Continuum, 2006 注文していた新刊を入手。スターバックスでちらほら拾い読む。平易な英語。語彙数が足りない者でも読みやすい。 近ごろのTractatus読解に関しては、新し…
土屋俊 「『原論考』三・二○二」、飯田隆編、『ウィトゲンシュタイン読本』、法政大学出版局、1995年 この論文では『論考』の三・三の由来を検討している。その三・三とは、土屋先生の訳によると以下のものである。「三・三 命題のみが意味を持つ。命題とい…
高木敏美 「フレーゲの文脈原理」、『立命館文學』、475・476・477号、1985年 木戸正幸 「フレーゲにおける間接話法の問題」、『立命館経済学』、43巻、5号、1994年 同上 「フレーゲをめぐる2つのパラドクスについて −der Begriff Pferdのパラドクスとラッセ…
昨日は以下を読んだが、 Jan Wolenski “Formal metaphilosophy in Finland”, in: Poznan Studies in the Philosophy of the Sciences and the Humanities, vol. 80, 2003 その中でvon Wrightを解説しているセクションがあり、そこでWittgensteinと様相論理に…
次を読み終わる。 Goran Sundholm “A Century of Inference: 1837-1936”, in: P. Gärdenfors, J. Wolenski, K. Kijania-Placek eds., In the Scope of Logic, Methodology and Philosophy of Science, Volume Two of the 11th International Congress of Log…
今日、とある古書店で次のような本に出会う。 輿水實 『言語哲学総説』、国語文化研究所、1944年 輿水さんといえば、この日記の2005年11月30日でも言及していますが、日本のWittgenstein研究の草分け的存在のようです。この方の本が古書店で売られていた。め…
昨日、以下の論文名を上げた。 瀬在良男、古田智久 「日本における科学哲学の研究状況 −1945年以前-1-」、 『研究紀要』、日本大学文理学部人文科学研究所 / 日本大学文理学部人文科学研究所編、第48号、1994年 ditto 「日本における科学哲学の研究状況 −194…
研究会では紀要の哲学年報をもらって帰りました。帰り道ではスターバックスに寄って先日入手した以下の文献を軽く読みました。 渋谷克美 「スコトゥス、オッカムにおける様相論理と可能世界論」 浜渦辰二 「フッサールにおける論理と世界 −様相論理と可能世…